AppleのM2チップを搭載したMacBook Air「MacBook Air (M2, 2022)」をチェック
※本サイトは、アフィリエイト広告および広告による収益を得て運営しています。購入により売上の一部が本サイトに還元されることがあります。
Apple製チップ「M2」を搭載した新型MacBook Air「MacBook Air (M2, 2022)」をチェックしてみました。
MacBook Pro (14-inch, 2021)、MacBook Pro (16-inch, 2021)の流れをくむ筐体デザインを新採用し、M2/8Core CPU/8Core GPUまたはM2/8Core CPU/10Core GPU を搭載したモデルです。
CTOで、24GBメモリ、2TBSSDが選択できます。
A4変形サイズのBTSが表示を飾ったVOGUE KOREA MAGAZINE 2022年1月号BTS(C版)とMacBook Air (M2, 2022)を比べてみました。
MacBook Air (M2, 2022)のサイズは、高さ1.13 cm、幅30.41 cm、奥行き21.5 cm、重量1.24 kgとなります。
VOGUE KOREA MAGAZINE 2022年1月号BTS(C版)とMacBook Air (M2, 2022)を重ね、それぞれの厚みが分かるように定規を当ててみました。
高さ1.13 cmのMacBook Air (M2, 2022)とVOGUE KOREA MAGAZINE 2022年1月号BTS(C版)との厚みは、ほぼ同じでした。
背表紙のある無線綴じのVOGUE雑誌を1冊持ち歩く感覚だと想像すると良いかと思います。
MacBook Air (M2, 2022)のLiquid Retinaディスプレイ下側には、これまでのMacBook Airにはあった「MacBook Air」の表記が無くなっています。
この表記がなくなったのは、MacBook Pro (14-inch, 2021)、MacBook Pro (16-inch, 2021)からとなり、同じデザインコンセプトで開発されていることを伺わせます。
MacBook Air (M2, 2022)の底面は、MacBook Pro (14-inch, 2021)、MacBook Pro (16-inch, 2021)に似ていて、底面の足が大型化しています。
なお、MacBook Pro (14-inch, 2021)、MacBook Pro (16-inch, 2021)の場合、底面に「MacBook Pro」の刻印がされていますが、MacBook Air (M2, 2022)にはありません。
側面ポートは、MacBook Air (M1, 2020)のThunderbolt 3/USB 4ポート 2つに加えて、MagSafe 3コネクタが追加されています。
Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)、Bluetooth 5.0に対応しています。
内蔵バッテリー容量は、49.9Whリチウムポリマーバッテリーから52.6Whリチウムポリマーバッテリーへと容量がアップしています。
本体の同色の「USB-C - MagSafe 3ケーブル(2 m)」が同梱されています。
8コアGPU搭載M2モデルは「Apple 30W USB-C電源アダプタ」が同梱されます。
10コアGPU搭載M2と512GBストレージ以上のモデルは「Apple デュアルUSB-Cポート搭載35Wコンパクト電源アダプタ」が同梱されます。
右側側面には、MacBook Pro (2021)から採用されたハイインピーダンスヘッドフォンに高度に対応する3.5mmヘッドフォンジャックが装備されています。
ファンレス設計のため、空冷ファンを内蔵する同じM2チップを搭載するMacBook Pro (13-inch, M2, 2022)よりも、M2チップピーク性能持続時間が短くなります。
Liquid Retinaディスプレイは、IPSテクノロジー搭載13.6インチ(対角)LEDバックライトディスプレイ、2,560 x 1,664ピクセル標準解像度、224ppi、10億色対応、広色域(P3)、True Toneテクノロジーとなります。
スケーリング解像度(疑似解像度)は、1024 x 666、1280 x 832、1470 x 956、1710 x 1112となります。
2つのツイーターと2つの極薄ウーファーを、キーボードとディスプレイの間に完全に組み込む方式になり、サウンドをLiquid Retinaディスプレイに反射させて前面方向に鳴らす仕組みとなっています。
内蔵スピーカーでのドルビーアトモスの音楽またはビデオ再生時は空間オーディオに対応しています。
指向性ビームフォーミングを持つ3マイクアレイもキーボードとディスプレイの間に配置されています。
FaceTime HDカメラは、720p FaceTime HDカメラから1080p FaceTime HDカメラに変わり、解像度と明るさが足りない場所での性能が2倍へと向上しています。
macOSは画面上部にメニューバー表示が固定になっていて、その表示領域を上に拡大したことで、メイン画面の表示領域を拡大することに成功しています。
Touch IDは、MacBook Pro (14-inch, 2021)、MacBook Pro (16-inch, 2021)と同様に大型化され、センサー部分に細い触覚リングが埋め込まれています。
これにより、指の感触だけでTouch IDの場所が探しやすくなっています。
MacBook Pro (14-inch, 2021)、MacBook Pro (16-inch, 2021)と同様にバックライトMagic Keyboardにフルハイトのファンクションキー列が採用されています。
そのメカニカルキーは、MacBook Air (M1, 2020)よりも感触が良くなり、二重に酸化被膜処理されたブラック仕上げとなっています。
システム情報で確認したところ、機種IDはMac14,2、M2チップは8コアでパフォーマンスコア4、効率性コア4となっています。
システムファームウェアのバージョンは、MacBook Pro (13-inch, M2, 2022) と同じ7459.121.3でした。
なお、M2チップは、メインが高効率コアで動作し、高い負荷がかかりさらに性能が必要になった場合に高性能コアに変わる仕組みとなっています。
MacBook Air (M2, 2022)の場合、GPUコアが8コアと10コアの2種類が販売されています。
ビデオのサポートは、1台の外部ディスプレイで最大6K解像度、60Hzに対応しています。
MacBook Air (M2, 2022)のM2チップは、M1 Proと同じハードウェアアクセラレーテッドH.264、HEVC、ProRes、ProRes RAW、ビデオデコードエンジン、ビデオエンコードエンジン、ProResエンコード/デコードエンジンが1つ搭載されています。
iMovieなどの動画の書き出しを行う場合、単純な書き出しであれば、M1 Proと同等の性能が出ます。
メモリは、M1チップのLPDDR4x-4266から、M1 ProやM1 Maxと同じLPDDR5-6400に変更されています。
M2チップはLPDDR5-6400を2枚使用する設計(2チャンネル)となっています。
メモリバス幅はM1チップと同じ128bitで、メモリ帯域が68.25GBpsから100GB/secにアップしています。
SPI装置ツリーで、Apple内蔵キーボード/トラックパッドを確認したところ、MacBook Air (M1, 2020)はSTバージョン9.35、MTバージョン5.30ったのが、MacBook Air (M2, 2022)では、MacBook Pro (13-inch, M2, 2022)と同じSTバージョン2.40、MTバージョン6.50に変わっています。
MacBook Pro (14-inch, 2021)/M1 Maxに付属する「Apple 96W USB-C電源アダプタ」に「USB-C - MagSafe 3ケーブル(2 m)」を接続し、MacBook Air (M2, 2022)のMagSafe 3コネクタに接続して充電量を調べてみました。
MacBook Pro (14-inch, 2021)と同様に最大充電入力は94Wまでとなることが確認できました。
Thunderbolt/USB-Cポート接続のUSB PD充電は最大100Wとなります。
AJA System Test 16を使用してストレージ性能を計測してみたところ、MacBook Air (M2, 2022)/M2 8Core CPU/8Core GPU/8GBRAM/256GB SSDのドライブ性能は、Write 2089MB/s、Read 1036MB/sという性能が出てました。
搭載されているSSDは、MacBook Pro (13-inch, M2, 2022)/256GB SSDと同じAPPLE SSD AP0256Zで、性能も同等でした。
MacBook Air (M2, 2022)にApple Studio Display (27-inch)を接続してみました。
500輝度のLiquid Retinaディスプレイより100輝度が高い5K Retinaディスプレイ環境が利用可能になります。
Apple Studio Display (27-inch)の12MP超広角カメラに切り替えることで、センターフレームが利用可能になります。
MacBook Air (M2, 2022)にApple Pro Display XDRを接続してみました。
Retina 6Kディスプレイにより、1,000ニトの持続輝度(フルスクリーン)、1,600ニトのピーク輝度1(HDRコンテンツのみ)環境が利用可能になります。
P3-1,600ニト、HDRビデオ(P3-ST 2084)などのリファレンスモードが利用できます。
執筆:大石結花