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Appleの15インチMacBook Air「MacBook Air (15-inch, M2, 2023)」をチェック

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MacBook Air (15-inch, M2, 2023)

MacBook Air (15-inch, M2, 2023)

Apple製チップ「M2」を搭載した15インチMacBook Air「MacBook Air (15-inch, M2, 2023)」をチェックしてみました。

MacBook Air (M2, 2022)の筐体デザインを画面サイズに合わせて拡げたモデルです。

MacBook Air (M2, 2022)の場合、M2/8Core CPU/8Core GPUまたはM2/8Core CPU/10Core GPU を搭載したモデルが用意されていますが、MacBook Air (15-inch, M2, 2023)は、MacBook Pro (13-inch, M2, 2022)と同じM2/8Core CPU/10Core GPUモデルのみとなります。

CTOで、24GBメモリ、2TBSSDが選択できます。


MacBook Air (M2, 2022):MacBook Air (15-inch, M2, 2023)

MacBook Air (M2, 2022):MacBook Air (15-inch, M2, 2023)

MacBook Air (M2, 2022)とMacBook Air (15-inch, M2, 2023)を比べてみました。

MacBook Air (M2, 2022)のサイズは、高さ1.13 cm、幅30.41 cm、奥行き21.5 cm、重量1.24 kgとなります。

MacBook Air (15-inch, M2, 2023)のサイズは、高さ1.15 cm、幅34.04 cm、奥行き23.76 cm、重量1.51 kgとなります。


MacBook Air (M2, 2022):MacBook Air (15-inch, M2, 2023)

MacBook Air (M2, 2022):MacBook Air (15-inch, M2, 2023)

MacBook Air (M2, 2022)とMacBook Air (15-inch, M2, 2023)を並べ、それぞれの厚みを比較してみました。

寸法上の差は0.2mmしかないため、ほぼ同じ厚さにしか感じないレベルだと分かります。


MacBook Air (15-inch, M2, 2023):底面

MacBook Air (15-inch, M2, 2023):底面

MacBook Air (15-inch, M2, 2023)の底面は、MacBook Pro (14-inch, 2023)、MacBook Pro (16-inch, 2023)に似ていて、底面の足が大型化しています。

なお、MacBook Pro (14-inch, 2023)、MacBook Pro (16-inch, 2023)の場合、底面に「MacBook Pro」の刻印がされていますが、MacBook Air (15-inch, M2, 2023)の底面には、MacBook Air (M2, 2022)同様に製品名刻印はありません。


MacBook Air (15-inch, M2, 2023)の左ポート

MacBook Air (15-inch, M2, 2023)の左ポート

左側面ポートは、MacBook Air (M2, 2022)のThunderbolt 3/USB 4ポート 2つ、MagSafe 3コネクタと同じです。

Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)、Bluetooth 5.3に対応しています。

内蔵バッテリー容量は、MacBook Air (M2, 2022)の52.6Whリチウムポリマーバッテリーなのに対して、MacBook Air (15-inch, M2, 2023)は66.5Whリチウムポリマーバッテリーとなっています。


MacBook Air (15-inch, M2, 2023)の右ポート

MacBook Air (15-inch, M2, 2023)の右ポート

右側側面には、MacBook Pro (2021)から採用されたハイインピーダンスヘッドフォンに高度に対応する3.5mmヘッドフォンジャックが装備されています。

MacBook Air (15-inch, M2, 2023)はファンレス設計のため、空冷ファンを内蔵する同じM2チップを搭載するMacBook Pro (13-inch, M2, 2022)よりも、M2チップピーク性能持続時間が短くなります。


Apple デュアルUSB-Cポート搭載35Wコンパクト電源アダプタ

Apple デュアルUSB-Cポート搭載35Wコンパクト電源アダプタ

MacBook Air (15-inch, M2, 2023)は、本体の同色の「Apple USB-C - MagSafe 3ケーブル(2 m)」と「Apple デュアルUSB-Cポート搭載35Wコンパクト電源アダプタ」が同梱されます。

CTO注文時に、電源アダプタを「Apple 70W USB-C電源アダプタ」に変更する事が可能です。


スケーリング解像度

スケーリング解像度

Liquid Retinaディスプレイは、IPSテクノロジー搭載15.3インチ(対角)LEDバックライトディスプレイ、2,880 x 1,864ピクセル標準解像度、224ppi、10億色対応、500ニトの輝度、広色域(P3)、True Toneテクノロジーとなります。

スケーリング解像度(疑似解像度)は、1024 x 663、1280 x 828、1440 x 932、1710 x 1107、1920 x 1243となります。

MacBook Pro (15-inch, 2019)の15.4インチRetinaディスプレイは、2,880 x 1,800ピクセル標準解像度、220ppi、数百万色以上対応、500ニトの輝度、広色域(P3)、True Toneテクノロジーでした。


MacBook Air (15-inch, M2, 2023) Air (M2, 2022)

MacBook Air (15-inch, M2, 2023)

MacBook Air (M2, 2022)が、2つのウーファーと2つのツイーターで構成されているのに対して、MacBook Air (15-inch, M2, 2023)は、2つのツイーターと2組のフォースキャンセリングウーファーを搭載していて、低音の深さが2倍になっています。

スピーカーの実装場所は、キーボードとディスプレイの間に完全に組み込む方式で、サウンドをLiquid Retinaディスプレイに反射させて前面方向に鳴らす仕組みとなっています。

内蔵スピーカーでのドルビーアトモスの音楽またはビデオ再生時は空間オーディオに対応しています。

指向性ビームフォーミングを持つ3マイクアレイもキーボードとディスプレイの間に配置されています。


1080p FaceTime HDカメラ

1080p FaceTime HDカメラ

FaceTime HDカメラは、MacBook Air (M2, 2022)と同じ1080p FaceTime HDカメラが採用されて、解像度と明るさが足りない場所での性能が2倍へと向上しています。

macOSは画面上部にメニューバー表示が固定になっていて、その表示領域を上に拡大したことで、メイン画面の表示領域を拡大することに成功しています。


MacBook Air (15-inch, M2, 2023):Touch ID

MacBook Air (15-inch, M2, 2023):Touch ID

Touch IDは、MacBook Pro (14-inch, 2023)、MacBook Pro (16-inch, 2023)と同じ大型化されていて、センサー部分に細い触覚リングが埋め込まれています。

これにより、指の感触だけでTouch IDの場所が探しやすくなっています。


MacBook Air (15-inch, M2, 2023):キーボードとトラックパッド

MacBook Air (15-inch, M2, 2023):キーボードとトラックパッド

MacBook Air (15-inch, M2, 2023)は、バックライトMagic Keyboardにフルハイトのファンクションキー列が採用されています。

MacBook Air (M2, 2022)と同じサイズのバックライトMagic Keyboardに、フルハイトのファンクションキーが採用されています。

感圧タッチトラックパッドは画面サイズ拡大に合わせて大型化されています。


MacBook Air (15-inch, M2, 2023)システム情報

MacBook Air (15-inch, M2, 2023)システム情報

システム情報で確認したところ、機種IDはMac14,15、M2チップのCPUは8コアでパフォーマンスコア4、効率性コア4となっています。

システムファームウェアのバージョンは「8422.121.3」でした。

なお、M2チップは、メインが高効率コアで動作し、高い負荷がかかりさらに性能が必要になった場合に高性能コアに変わる仕組みとなっています。


グラフィックス

グラフィックス

MacBook Air (M2, 2022)の場合は、GPUコアが8コアと10コアの2種類が販売されていますが、MacBook Air (15-inch, M2, 2023)はGPUコアが10コアモデルのみとなります。

ビデオのサポートは、1台の外部ディスプレイで最大6K解像度、60Hzに対応しています。


iMovie

iMovie

MacBook Air (15-inch, M2, 2023)のM2チップは、M1 Proと同じハードウェアアクセラレーテッドH.264、HEVC、ProRes、ProRes RAW、ビデオデコードエンジン、ビデオエンコードエンジン、ProResエンコード/デコードエンジンが1つ搭載されています。

iMovieなどの動画の書き出しを行う場合、単純な書き出しであれば、M1 Proと同等の性能が出ます。


LPDDR5-6400

LPDDR5-6400

メモリは、M1チップのLPDDR4x-4266から、M1 ProやM1 Maxと同じLPDDR5-6400に変更されています。

M2チップはLPDDR5-6400を2枚使用する設計(2チャンネル)となっています。

メモリバス幅はM1チップと同じ128bitで、メモリ帯域が68.25GBpsから100GB/secにアップしています。

製造メーカーはMicron製です。


Apple内蔵キーボード/トラックパッド

Apple内蔵キーボード/トラックパッド

SPI装置ツリーで、Apple内蔵キーボード/トラックパッドを確認したところ、Apple内蔵キーボード/トラックパッドは、MacBook Air (M2, 2022)ではSTバージョン2.40、MTバージョン6.50だったのが、MacBook Air (15-inch, M2, 2023)では、STバージョン4.40、MTバージョン7.10と新しくなっている事が確認出来ました。

MacBook Air (M2, 2022)とMacBook Air (15-inch, M2, 2023)とでは、トラックパッドのサイズが異なるため、SPI装置ツリーも更新されたと考えられます。


MagSafe 3充電

MagSafe 3充電

MacBook Pro (16-inch, 2023)に付属する「Apple 140W USB-C電源アダプタ」に「Apple USB-C - MagSafe 3ケーブル(2 m)」を接続し、MacBook Air (15-inch, M2, 2023)のMagSafe 3コネクタに接続して充電量を調べてみました。

MacBook Air (M2, 2022)と同様に最大充電入力は「94W」までとなることが確認できました。

Thunderbolt/USB-Cポート接続のUSB PD充電は最大100Wとなります。


AJA System Test 16

AJA System Test 16

AJA System Test 16を使用してストレージ性能を計測してみたところ、MacBook Air (15-inch, M2, 2023)/M2 8Core CPU/10Core GPU/16GBRAM/1TB SSDのドライブ性能は、Write 3745MB/s、Read 1253MB/sという性能が出てました。

搭載されているSSDは、Mac mini (M2 Pro, 2023)の1TB SSDと同じAPPLE SSD AP1024Zですが、M2チップのユニファイドメモリ帯域幅100GB/sのため、M2 Pro搭載モデルのような驚異的な性能は出ないようです。


MacBook Air (15-inch, M2, 2023):Apple Studio Display (27-inch)

MacBook Air (15-inch, M2, 2023):Apple Studio Display (27-inch)

MacBook Air (15-inch, M2, 2023)にApple Studio Display (27-inch)を接続してみました。

500輝度のLiquid Retinaディスプレイより100輝度が高い5K Retinaディスプレイ環境が利用可能になります。

Apple Studio Display (27-inch)の12MP超広角カメラに切り替えることで、センターフレームが利用可能になります。


Apple Pro Display XDR:MacBook Air (15-inch, M2, 2023)

Apple Pro Display XDR:MacBook Air (15-inch, M2, 2023)

MacBook Air (15-inch, M2, 2023)にApple Pro Display XDRを接続してみました。

Retina 6Kディスプレイにより、1,000ニトの持続輝度(フルスクリーン)、1,600ニトのピーク輝度1(HDRコンテンツのみ)環境が利用可能になります。

P3-1,600ニト、HDRビデオ(P3-ST 2084)などのリファレンスモードが利用できます。


執筆:大石結花



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