MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)をチェック
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Apple製チップM3チップファミリーを搭載した「MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)」をチェックしてみました。
MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)/M3チップ搭載モデルは、MacBook Pro (13-inch, M2, 2022)の後継モデル的な位置づけとなります。
CTOで、24GBメモリ、2TBSSDが選択できます。
MacBook Pro (14-inch, 2023)/M2 MaxとMacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)を比べてみました。
MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)のサイズは、高さ1.55 cm、幅31.26 cm、奥行き22.12 cm、重量1.55 kgとなります。
MacBook Pro (14-inch, 2023)/M2 Maxのサイズは、高さ1.55 cm、幅31.26 cm、奥行き22.12 cm、重量1.63 kgとなります。
MacBook Pro (14-inch, 2023)/M2 MaxとMacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)を並べ、それぞれの厚みを比較してみました。
厚みは同じで80 g軽量化された感じとなります。
MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)の底面は、MacBook Pro (14-inch, 2023)と同様に「MacBook Pro」の刻印がされています。
M3 ProとM3 Maxを搭載したMacBook Proモデルは、これまでのスペースグレイ色ではなく、プロにふさわしい新色のスペースブラック色に変わっています。
陽極酸化処理により酸化皮膜シールを形成することで、指紋の付着が大幅に減る仕上げとなっています。
MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)の左側面ポートは、Thunderbolt 3/USB 4ポート 2つMagSafe 3コネクタ、ハイインピーダンスヘッドフォンに高度に対応する3.5mmヘッドフォンジャックが装備されています。
Wi-Fi 6E(802.11ax)、Bluetooth 5.3に対応しています。
内蔵バッテリー容量は、MacBook Pro (13-inch, M2, 2022)が58.2Whリチウムポリマーバッテリーだったのに対して、MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)は70Whリチウムポリマーバッテリーとなっています。
MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)モデルの右側側面には、SDXCカードスロット、マルチチャンネルオーディオ出力に対応するHDMI 2.1ポートが装備されています。
MacBook Pro (14-inch, M3 Pro or M3 Max, Nov 2023)/M3 Proモデル、MacBook Pro (14-inch, M3 Pro or M3 Max, Nov 2023)/M3 Maxモデルは、全てのThunderboltポートがThunderbolt 4仕様なのに加えて、右側側面にもThunderbolt 4ポートを1つ搭載しています。
MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)モデルには、本体の同色の「Apple USB-C - MagSafe 3ケーブル(2 m)」と「Apple 70W USB-C電源アダプタ」が同梱されます。
CTO注文時に、電源アダプタを「Apple 96W USB-C電源アダプタ」に変更する事が可能です。
Liquid Retina XDRディスプレイは、IPSテクノロジー搭載14.2インチ(対角)LEDバックライトディスプレイ、3,024 x 1,964ピクセル標準解像度、224ppi、10億色対応、XDR輝度1,000ニトの持続輝度(フルスクリーン)、1,600ニトのピーク輝度(HDRコンテンツのみ)、SDR輝度600ニト、広色域(P3)、True Toneテクノロジーとなります。
スケーリング解像度(疑似解像度)は、1024 x 665、1147 x 745、1352 x 878、1512 x 982、1800 x 1169となります。
ProMotionテクノロジーによる最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートがデフォルト設定となっています。
作業上でリフレッシュレートが可変するのが困るユーザーのために固定リフレッシュレートが選べるようになっています。
選択可能な固定リフレッシュレートは、60.00Hz、59.94Hz、50.00Hz、48.00H、z、47.95Hzとなります。
MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)は、スタジオ品質3マイク、2つのツイーターと4つのフォースキャンセリングウーファーの6スピーカーを搭載しています。
ハイダイナミックレンジステレオスピーカーを搭載しているMacBook Pro (13-inch, M2, 2022)と比べて空間オーディオ再生時の臨場感がアップしています。
排気スロットは、ファンクションキー列の下側にあり、Liquid Retina XDRディスプレイ面に当たって排出される仕様となっています。
FaceTime HDカメラは、MacBook Pro (14-inch, 2023)と同じ1080p FaceTime HDカメラが採用されています。
macOSは画面上部にメニューバー表示が固定になっていて、その表示領域を上に拡大したことで、メイン画面の表示領域を拡大することに成功しています。
macOS Sonomaの発表者オーバーレイを使って、ビデオと共有画面を重ねることができます。
また、macOS Sonomaのシンプルなハンドジェスチャでハート、紙ふぶき、花火などの3Dエフェクトを使って、会話にリアクションを追加できます。
MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)のTouch IDは、MacBook Pro (14-inch, 2023)、MacBook Pro (16-inch, 2023)と同じ大型化されていて、センサー部分に細い触覚リングが埋め込まれています。
これにより、指の感触だけでTouch IDの場所が探しやすくなっています。
MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)は、バックライトMagic Keyboardにフルハイトのファンクションキー列が採用されています。
MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)の感圧タッチトラックパッドは、MacBook Pro (14-inch, 2023)と同じサイズで変わっていません。
設定>壁紙に、MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)向けのプロブラックと、iMac (24-inch, 2023)向けのハローメタリック色として、グリーン、イエロー、オレンジ、ピンク、パープル、ブルー、シルバーのデスクトップピクチャーが搭載されています。
デフォルトで自動が選択されていて、本体筐体に合わせたデスクトップピクチャーが選択される仕組みとなっています。
システム情報で確認したところ、機種IDはMac15,3、M3チップのCPUは8コアでパフォーマンスコア4、効率性コア4となっています。
システムファームウェアのバージョンは「10151.41.12」でした。
M3チップは、メインが高効率コアで動作し、高い負荷がかかりさらに性能が必要になった場合に高性能コアに変わる仕組みとなっています。
MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)のグラフィックス仕様は、M3の場合は10コアGPU、M3 Proの場合は14コアGPUまたは18コアGPU、M3 Maxの場合は30コアGPUまたは40コアGPU仕様となります。
ビデオのサポートは、M3の場合は1台の外部ディスプレイで最大6K/60Hzに対応します。
M3 Proの場合はThunderbolt経由で最大6K解像度、60Hzの外部ディスプレイ最大2台、またはThunderbolt経由で最大6K解像度、60Hzの外部ディスプレイ1台とHDMI経由で最大4K解像度、144Hzの外部ディスプレイ1台に対応します。
M3 Maxの場合は最大4台の外部ディスプレイ:Thunderbolt経由で6K解像度、60Hzの外部ディスプレイ最大3台と、HDMI経由で最大4K解像度、144Hzの外部ディスプレイ1台に対応します。
UL Solutionsのベンチマークアプリ「3DMark」を使用し、レイトレーシングベンチマークテスト「Solar Bay」計測を行ってみました。
最高ループスコア「14235」、最低ループスコア「12380」という結果でした。
M3シリーズは、ハードウェアアクセラレーテッド機能として「レイトレーシング」「メッシュシェーディング」が追加されています。
MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)のM3チップは、M3 Proと同じハードウェアアクセラレーテッド機能として、ハードウェアアクセラレーテッドAV1デコード、H.264、HEVC、ProRes、ProRes RAWビデオデコードエンジン、ビデオエンコードエンジン、ProResエンコード/デコードエンジンが1つ搭載されています。
iMovieなどの動画の書き出しを行う場合、単純な書き出しであれば、M3 Proと同等の性能が出ます。
MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)のメインメモリは、M2チップと同じLPDDR5-6400が採用されています。
M3チップはM2チップと同様にLPDDR5-6400を2枚使用する設計(2チャンネル)となっています。
メモリバス幅は128bit、メモリ1枚に対してのメモリ帯域は50GB/Secで、それを2枚で100GB/secとなり、M2チップと同じ仕様となります。
製造メーカーはMicron製です。
MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)でAppleシステム情報を起動し、SPI装置ツリーで、Apple内蔵キーボード/トラックパッドを確認したところ、Apple内蔵キーボード/トラックパッドは、STバージョン2.70、MTバージョン7.10でした。
MacBook Air (15-inch, M2, 2023)は、STバージョン4.40、MTバージョン7.10でしたので、キーボードシステムのみアップデートされているようです。
MacBook Pro (16-inch, 2023)に付属する「Apple 140W USB-C電源アダプタ」に「Apple USB-C - MagSafe 3ケーブル(2 m)」を接続し、MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)のMagSafe 3コネクタに接続して充電量を調べてみました。
MacBook Pro (14-inch, 2023)と同様に最大充電入力は「94W」までとなることが確認できました。
Thunderbolt/USB-Cポート接続のUSB PD充電は最大100Wとなります。
AJA System Test 16を使用してストレージ性能を計測してみたところ、MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)/M3 8Core CPU/10Core GPU/16GBRAM/1TB SSDのドライブ性能は、Write 3708MB/s、Read 1310MB/sという性能が出てました。
搭載されているSSDは、Mac mini (M2, 2023)の1TB SSDと同じAPPLE SSD AP1024Qでした。
MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)にApple Studio Display (27-inch)を接続してみました。
前のMacBook Pro (14-inch, 2023)のSDR輝度は500ニトで、Apple Studio Display (27-inch)のSDR輝度600ニトと異なっていましたが、MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)はSDR輝度600ニトに変更されていて、Apple Studio Display (27-inch)に揃えられています。
MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)にApple Pro Display XDRを接続してみました。
Retina 6Kディスプレイにより、1,000ニトの持続輝度(フルスクリーン)、1,600ニトのピーク輝度1(HDRコンテンツのみ)環境が利用可能になります。
P3-1,600ニト、HDRビデオ(P3-ST 2084)などのリファレンスモードが利用できます。
執筆:大石結花