iMac (24-inch, 2023)をチェック
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Apple製チップM3を搭載した「iMac (24-inch, 2023, Four ports)」をチェックしてみました。
Apple M3チップ、24インチ4.5K Retinaディスプレイを搭載し、重さは4.43 kgまたは4.48 kgとなります。
ワイヤレスネットワークは、Wi-Fi 6E(802.11ax)Bluetooth 5.3に対応しています。
iMac (24-inch, 2023, Two ports)/M3/8 Core GPUは、ブルー、グリーン、ピンク、シルバーが、iMac (24-inch, 2023, Four ports)/M3/10 Core GPUモデルは、さらにイエロー、オレンジ、パープルがラインアップされます。
サイズは、高さ46.1 cm、幅54.7cm、厚さ1.15 cmで、iMac (24-inch, M1 ,2021)と変わっていません。
なお、スタンドの奥行きは14.7 cmとなります。
FaceTime HDカメラは、iMac (24-inch, M1, 2021)と同じ1080p仕様となっています。
M3画像信号プロセッサと連係するため、画質が向上しています。
macOS Sonomaの発表者オーバーレイを使って、ビデオと共有画面を重ねることができます。
また、macOS Sonomaのシンプルなハンドジェスチャでハート、紙ふぶき、花火などの3Dエフェクトを使って、会話にリアクションを追加できます。
iMac (24-inch, 2023, Four ports)は、iMac (24-inch, M1, 2021)と同じフォースキャンセリングウーファーを備え、原音に忠実な6スピーカーシステムを搭載しています。
スピーカー開口部はiMac (24-inch, M1, 2021)と同じ底面側にあり、ドルビーアトモスでのビデオ再生時は空間オーディオに対応するため、前面にサウンドが鳴っているような感じになります。
3.5mmヘッドフォンジャックは、iMac (24-inch, M1, 2021)と同じ本体左側側面に装備されています。
新しくハイインピーダンスヘッドフォンに高度に対応する3.5mmヘッドフォンジャック仕様となっています。
一般的な3.5mmヘッドフォン端子は長さが1.15cmあり、本体の厚さが1.15cmしかないiMac (24-inch, 2023, Four ports)では背面側に装備することが出来ないため、側面側に継続装備されています。
iMac (24-inch, 2023, Four ports)は、高い信号対雑音比と指向性ビームフォーミングを持つ、スタジオ品質のマイクアレイが、本体上部に2個、本体背面上部に1個搭載されています。
この3マイクアレイは、iMac (Retina 5K, 27-inch, 2020)から採用されています。
システム情報で、iMac (24-inch, 2023, Four ports)のマイクとスピーカーを確認したところ、44,1kHz(音楽業界標準)ではなく、48kHz(映像業界標準)なのが確認できました。
iMac (24-inch, M1, 2021)の出荷時設定は44,1kHz(音楽業界標準)でした。
これらの設定は、Audio MIDI 設定で変更出来ます。
iMac (24-inch, 2023)の背面ポートは、iMac (24-inch, 2023, Two ports)/8 Core GPUモデルは、Thunderbolt/USB 4ポートを2つ搭載しています。
iMac (24-inch, 2023, Four ports)/10 Core GPUモデルは、さらにUSB 3ポートを2つ搭載しています。
搭載GPU数の数の違いによって背面ポート数が異なるのは、iMac (24-inch, M1, 2021)と同じです。
iMac (24-inch, 2023, Four ports)のUSB 3.1 Gen 2(最大10Gb/s)x 2のコントローラーについて、システム情報で確認したところ、ASMedia TechnologyのUSBホストコントローラー「ASMedia ASM3142」が使用されていました。
これはiMac (24-inch, M1, 2021)でも採用されていたコントローラーで、やはりM3チップ単体では、Thunderbolt/USB4 x2までしか搭載出来ないようです。
iMac (24-inch, 2023, Four ports)の搭載SSDを確認したところ、2TBモデルのSSDは「APPLE SSD AP2048Z」で、MacBook Pro (14-inch, 2023)、MacBook Pro (16-inch, 2023)と同じでした。
M3チップ搭載のMacは、SSDなどを含め、多くの部品を共通化することでコストダウンを行っていると考えられます。
iMac (24-inch, 2023, Four ports)の電源コードは、iMac (24-inch, M1, 2021)と同じマグネット接続式が継続採用されています。
接続時のコネクタの向きに指定はありません。
接続時は簡単にマグネット吸着しますが、外す場合は力を必要とします。
この強力なマグネット接続により、簡単に電源コードが外れるのを防いでいます。
iMac (24-inch, 2023, Four ports)は、電源ユニット部が、143W電源アダプタとして外に出される仕様となります。
また、本体の厚みが1.15cmとなったことで、Ethernetコネクタの接続部の長さを背面側に納めるのが難しくなり、電源アダプタ側に搭載されるようになっています。
なお、iMac (24-inch, 2023, Two ports)/8 Core GPUモデルの143W電源アダプタには、Ethernetコネクタは非搭載となります。
iMac (24-inch, 2023, Four ports)のEthernetポートをシステム情報で確認したところ、Broadcom BCM57762 チップと PCI-Express ギガバイトイーサーコントローラーチップが搭載されていることが確認できます。
このコントローラーは、Apple Thunderbolt ギガビットEthernetアダプタなどにも採用されています。
Magic KeyboardまたはTouch ID搭載Magic Keyboard、Touch ID搭載Magic Keyboard(テンキー付き)、Magic MouseまたはMagic Trackpadは、iMac (24-inch, 2023, Four ports)本体色と同色モデルとなります。
Apple公式サイトでCTOすることで選ぶことが可能ですが、本体色と違う色に変更することはできません。
設定>壁紙に、iMac (24-inch, 2023)向けのハローメタリック色として、グリーン、イエロー、オレンジ、ピンク、パープル、ブルー、シルバーと、MacBook Pro (Nov 2023)向けのプロブラックのデスクトップピクチャーが搭載されています。
デフォルトで自動が選択されていて、本体筐体に合わせたデスクトップピクチャーが選択される仕組みとなっています。
iMac (24-inch, 2023, Four ports)のRetina ディスプレイ標準の疑似解像度は2,240 x 1,260/218ppiで、スケーリング解像度として、1,280 x 720、1600 x 900、1,920 x 1,080、2,560 x 1,440が選べるようになっています。
最大スケーリング解像度にした場合5K表示が可能となります。
iMac (24-inch, 2023, Four ports)のM3チップは、ハードウェアアクセラレーテッド機能として、ハードウェアアクセラレーテッドAV1デコード、H.264、HEVC、ProRes、ProRes RAWビデオデコードエンジン、ビデオエンコードエンジン、ProResエンコード/デコードエンジンが1つ搭載されています。
iMovieなどの動画の書き出しを行う場合、単純な書き出しであれば、M3 Pro搭載Macと同等の性能が出ます。
UL Solutionsのベンチマークアプリ「3DMark」を使用し、レイトレーシングベンチマークテスト「Solar Bay」計測を行ってみました。
最高ループスコア「13179」、最低ループスコア「8474」という結果でした。
M3シリーズは、ハードウェアアクセラレーテッド機能として「レイトレーシング」「メッシュシェーディング」が追加されています。
AJA System Test 16を使用してストレージ性能を計測してみたところ、iMac (24-inch, 2023, Four ports)/M3 8Core CPU/10Core GPU/24GB RAM/2TB SSDのドライブ性能は「Write 4095MB/s」「Read 1659MB/s」という性能が出てました。
搭載されているSSDは「APPLE SSD AP2048Z」で、MacBook Pro (14-inch, 2023)、MacBook Pro (16-inch, 2023)と同じでした。
執筆:大石結花