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MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)をチェック

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MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)

MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)

Apple製チップM4チップファミリーを搭載した「MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)」をチェックしてみました。

構成は、MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4 10Core CPU/10Core GPU/1TB SSD/Nano-textureディスプレイ/スペースグレイとなります。

MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4チップ搭載モデルは、MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)/M3の後継モデル的な位置づけとなります。

CTOで、32GBメモリ、2TBSSDが選択できます。


MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)/M2 Max:MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4

MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)/M2 Max:MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4

MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4とMacBook Pro (14-inch, 2023)/M2 Maxを比べてみました。

MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4のサイズは、高さ1.55 cm、幅31.26 cm、奥行き22.12 cm、重量1.55 kgとなり、MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)と変わっていません。

MacBook Pro (14-inch, 2023)/M2 Maxのサイズは、高さ1.55 cm、幅31.26 cm、奥行き22.12 cm、重量1.63 kgとなります。


MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4:MacBook Pro (14-inch, 2023)/M2 Max

MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4:MacBook Pro (14-inch, 2023)/M2 Max

MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4と、MacBook Pro (14-inch, 2023)/M2 Maxを並べ、それぞれの厚みを比較してみました。

厚みは同じで80 g軽量化された感じとなります。


MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4:底面

MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4:底面

MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4の底面は、MacBook Pro (14-inch, 2023)と同様に「MacBook Pro」の刻印がされています。

MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)のみシルバーとスペースグレイでしたが、M4を搭載したMacBook Proモデルは、全てシルバーとスペースブラック色に変わっています。

陽極酸化処理により酸化皮膜シールを形成することで、指紋の付着が大幅に減る仕上げとなっています。


MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4:左側面ポート

MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4:左側面ポート

MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4の左側面ポートは、Thunderbolt 4/USB 4ポート 2つMagSafe 3コネクタ、ハイインピーダンスヘッドフォンに高度に対応する3.5mmヘッドフォンジャックが装備されています。

Wi-Fi 6E(802.11ax)、Bluetooth 5.3に継続対応しています。

内蔵バッテリー容量は、MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)が70Whリチウムポリマーバッテリーだったのに対して、MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4は72.4Whリチウムポリマーバッテリーとなっています。


MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4:右側面ポート

MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4:右側面ポート

MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4モデルの右側側面には、SDXCカードスロット、Thunderbolt 4/USB 4ポート、マルチチャンネルオーディオ出力に対応するHDMI 2.1ポートが装備されています。

MacBook Pro (14-inch, M3 Pro or M3 Max, Nov 2023)/M3 Maxモデルと比べて、Thunderbolt 4ポートが1つ増えています。

MacBook Pro (14-inch, M4 Pro or M4 Max, 2024)/モデルは、左側面にThunderbolt 5/USB 4ポートを2つ、右側側面にThunderbolt 5ポートを1つ搭載しています。

Thunderbolt 4はUSB-C経由でDisplayPort 1.4出力に標準対応し、Thunderbolt 5はUSB-C経由でDisplayPort 2.1出力に標準対応します。


Thunderbolt 4/USB4コントローラー

Thunderbolt 4/USB4コントローラー

MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4のThunderbolt 4/USB4コントローラーについて、システム情報で確認したところ、Thunderbolt 4コントローラが3つ搭載されていることが確認できました。

M4チップは、Thunderbolt 4/USB 4コントローラを4つ搭載している仕様となっています。

4つのうち1つは、HDMI 2.1ポートとして使用されています。

MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)のM3チップは、Thunderbolt 3コントローラを2つしか搭載しておらず、そのため右側面にThunderbolt 3/USB 4ポートは非搭載となっていました。


Apple 70W USB-C電源アダプタ

Apple 70W USB-C電源アダプタ

MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4モデルには、本体の同色の「Apple USB-C - MagSafe 3ケーブル(2 m)」と「Apple 70W USB-C電源アダプタ」が同梱されます。

CTO注文時に、電源アダプタを「Apple 96W USB-C電源アダプタ」に変更する事が可能です。


スケーリング解像度

スケーリング解像度

Liquid Retina XDRディスプレイは、IPSテクノロジー搭載14.2インチ(対角)LEDバックライトディスプレイ、3,024 x 1,964ピクセル標準解像度、224ppi、10億色対応、XDR輝度1,000ニトの持続輝度(フルスクリーン)、1,600ニトのピーク輝度(HDRコンテンツのみ)、SDR輝度600ニト、広色域(P3)、True Toneテクノロジーとなります。

スケーリング解像度(疑似解像度)は、1024 x 665、1147 x 745、1352 x 878、1512 x 982、1800 x 1169となります。


固定リフレッシュレート

固定リフレッシュレート

ProMotionテクノロジーによる最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートがデフォルト設定となっています。

作業上でリフレッシュレートが可変するのが困るユーザーのために固定リフレッシュレートが選べるようになっています。

選択可能な固定リフレッシュレートは、60.00Hz、59.94Hz、50.00Hz、48.00H、z、47.95Hzとなります。


Nano-textureディスプレイ

Nano-textureディスプレイ

オプションでNano-textureディスプレイが選べるようになっています。

MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4/Nano-textureディスプレイと、MacBook Pro (14-inch, 2023)/M2 Max/ディスプレイを上から比較してみました。

Nano-textureディスプレイの方が写り込みが少ないことが分かります。

なお、Nano-textureガラスは、反射防止ナノコーティングが施されていることで写り込みが少なくなりますが、標準ガラスよりもクッキリ感は少なくソフトな描画になります。


MacBook Pro (14-inch, 2023)/M2 Max:MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4/Nano-textureディスプレイ

MacBook Pro (14-inch, 2023)/M2 Max:MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4/Nano-textureディスプレイ

MacBook Pro (14-inch, 2023)/M2 Maxは、XDR輝度:1,000ニトの持続輝度(フルスクリーン)、1,600ニトのピーク輝度(HDRコンテンツのみ)、SDR輝度:500ニトでしたが、MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4/Nano-textureディスプレイは、SDR輝度:最大1,000ニト(屋外)に仕様に変更がされています。

屋外の場合と限定がされますが、標準ダイナミックレンジ(SDR)コンテンツでも、以前より視認性が高くなります。


Appleポリッシングクロス

Appleポリッシングクロス

Nano-textureディスプレイモデルの場合、表面を傷つけない柔らかな素材で作られた「ポリッシングクロス」が同梱されます。

Nano-textureガラスなど、あらゆるApple製品のディスプレイを安全かつ効率良くきれいに掃除できます。


MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4

MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4

MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4は、スタジオ品質3マイク、2つのツイーターと4つのフォースキャンセリングウーファーの6スピーカーを継続搭載しています。

排気スロットは、ファンクションキー列の下側にあり、Liquid Retina XDRディスプレイ面に当たって排出される仕様となっています。


デスクビューに対応した12MPセンターフレームカメラ

デスクビューに対応した12MPセンターフレームカメラ

新しく搭載された「デスクビューに対応した12MPセンターフレームカメラ」は、MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)と同じ1080p HDビデオ撮影ですが、かなり広角になっています。

FaceTimeアプリからデスクビュー設定を呼び出し、デスクビュー範囲調整が可能です。

また1個のカメラでユーザーと、デスクを上から見た映像を同時に表示することが可能になっています。


12MPセンターフレームカメラ:ズーム

12MPセンターフレームカメラ:ズーム

フロントカメラの画素数が2.1MPから12MPに向上したことで、iPhoneの連携カメラと同様に、0.5〜3倍のズームコントロールが出来るようになっています。

Apple Studio Displayを接続し、122°の視野角を持つ12MP超広角カメラを選択した場合は、0.5〜1.5倍のズームコントロールとなります。


MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4:キーボードとトラックパッド

MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4:キーボードとトラックパッド

MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4は、バックライトMagic Keyboardにフルハイトのファンクションキー列が継続採用されています。

MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4の感圧タッチトラックパッドは、MacBook Pro (14-inch, 2023)と同じサイズで変わっていません。

USB-C接続式に変更された「Touch ID搭載Magic Keyboard (USB‑C)」や「Touch ID搭載Magic Keyboard(テンキー付き) (USB‑C)」は、一番下段のキーのアイコン表記位置が変更されていますが、MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4は従来と同じままとなっています。


MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4:システム情報

MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4:システム情報

システム情報で確認したところ、機種IDはMac16,1、M4チップのCPUは10コアでパフォーマンスコア4、効率性コア6となっています。

システムファームウェアのバージョンは「11881.1.1」でした。

M4チップは、メインが高効率コアで動作し、高い負荷がかかりさらに性能が必要になった場合に高性能コアに変わる仕組みとなっています。


グラフィックス

グラフィックス

MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4のグラフィックス仕様は、M4の場合は8コアGPUまたは10コアGPU、M4 Proの場合は16コアGPUまたは20コアGPU、M4 Maxの場合は32コアGPUまたは40コアGPU仕様となります。

ビデオのサポートは、M4/M4 Proの場合はThunderbolt経由で最大6K解像度、60Hzの外部ディスプレイ最大2台、またはThunderbolt経由で最大6K解像度、60Hzの外部ディスプレイ1台とHDMI経由で最大4K解像度、144Hzの外部ディスプレイ1台、HDMI経由で8K解像度、60Hzの外部ディスプレイ1台または4K解像度、240Hzの外部ディスプレイ1台に対応します。

M4 Maxの場合は最大4台の外部ディスプレイ:Thunderbolt経由で6K解像度、60Hzの外部ディスプレイ最大3台と、HDMI経由で最大4K解像度、144Hzの外部ディスプレイ1台に対応します。

最大3台の外部ディスプレイ:Thunderbolt経由で6K解像度、60Hzの外部ディスプレイ最大2台と、HDMI経由で最大8K解像度、60Hzの外部ディスプレイ1台または4K解像度、240Hzの外部ディスプレイ1台に対応します。


iMovie

iMovie

MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4のM4チップは、M3チップと同じハードウェアアクセラレーテッド機能として、ハードウェアアクセラレーテッドAV1デコード、H.264、HEVC、ProRes、ProRes RAWビデオデコードエンジン、ビデオエンコードエンジン、ProResエンコード/デコードエンジンが1つ搭載されています。

iMovieなどの動画の書き出しを行う場合、単純な書き出しであれば、M4 Proと同等の性能が出ます。


SK Hynix製LPDDR5X-7500

SK Hynix製LPDDR5X-7500

MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4のメインメモリは、LPDDR5X-7500が採用されています。

M4チップはM3チップと同様にLPDDR5X-7500を2枚使用する設計(2チャンネル)となっています。

メモリバス幅は128bit、メモリ1枚に対してのメモリ帯域は60GB/Secで、それを2枚で120GB/secとなります。

製造メーカーはSK Hynix製です。


Apple内蔵キーボード/トラックパッド

Apple内蔵キーボード/トラックパッド

MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4でAppleシステム情報を起動し、SPI装置ツリーで、Apple内蔵キーボード/トラックパッドを確認したところ、Apple内蔵キーボード/トラックパッドは、STバージョン2.70、MTバージョン7.75でした。

MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)は、STバージョン2.70、MTバージョン7.10でしたので、トラックパッドシステムのみアップデートされているようです。


MagSafe 3充電

MagSafe 3充電

MacBook Pro (16-inch, 2024)に付属する「Apple 140W USB-C電源アダプタ」に「Apple USB-C - MagSafe 3ケーブル(2 m)」を接続し、MacBook Pro (14-inch, M3, Nov 2023)のMagSafe 3コネクタに接続して充電量を調べてみました。

MacBook Pro (14-inch, 2023)と同様に最大充電入力は「94W」までとなることが確認できました。

Thunderbolt 4/USB 4ポート接続のUSB PD充電は最大100Wとなります。


3DMark Solar Bay Stress Test

3DMark Solar Bay Stress Test

UL Solutionsのベンチマークアプリ「3DMark」を使用し、レイトレーシングベンチマークテスト「3DMark Solar Bay Stress Test」計測を行ってみました。

最高ループスコア「14333」、最低ループスコア「13060」という結果でした。

M4シリーズは、ハードウェアアクセラレーテッド機能として「レイトレーシング」「メッシュシェーディング」をサポートしています。


AJA System Test 16

AJA System Test 16

AJA System Test 16を使用してストレージ性能を計測してみたところ、MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4 10Core CPU/10Core GPU/1TB SSDのドライブ性能は、Write 4604MB/s、Read 1373MB/sという性能が出てました。

搭載されているSSDは、Mac mini (M2, 2023)の1TB SSDと同じAPPLE SSD AP1024Zでした。


APPLE SSD AP1024Z

APPLE SSD AP1024Z

MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4の搭載SSDを確認したところ、1TBモデルのSSDは「APPLE SSD AP1024Z」で、MacBook Pro (14-inch, 2023)、MacBook Pro (16-inch, 2023)と同じでした。

M4チップ搭載のMacは、SSDなどを含め、多くの部品を共通化することでコストダウンを行っていると考えられます。


Apple Pro Display XDR:MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4:Apple Studio Display (27-inch)

Apple Pro Display XDR:MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4:Apple Studio Display (27-inch)

MacBook Pro (14-inch, M4, 2024)/M4にApple Studio Display (27-inch)Apple Pro Display XDRを接続してみました。

Apple Studio Display (27-inch)では、600ニトの輝度で揃い、P3-600 nitsのリファレンスモードが利用可能になります。

Apple Pro Display XDRでは、Retina 6Kディスプレイにより、1,000ニトの持続輝度(フルスクリーン)、1,600ニトのピーク輝度(HDRコンテンツのみ)環境、P3-1,600ニトのリファレンスモードが利用可能になります。

M4 Pro/M4 Maxで利用できる高出力モード


高出力モード

高出力モード

M4 Pro、M4 Maxを搭載したMacBook Proでは、8K のカラーグレーディングなど、負荷が高い状況が持続するような場面で活躍が期待できる「高出力モード」が利用可能です。

デフォルトでは「自動」モードに設定されていて、Mac が電力消費とパフォーマンスを天秤にかけて自動調整してくれます。

低電力モードは、バッテリーを長持ちさせるため、電力消費量を低く抑えます。

高出力モードでは、ファンが通常より高速回転します。冷却能力が上がるため、負荷が集中するような局面でもシステムが高いパフォーマンスを発揮できます。


執筆:大石結花


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