ベルキンのWi-Fi 6対応トライバンドメッシュWi-Fiルーター「Velop AX MX5300」を試す
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ベルキンのリンクシスブランドで販売するWi-Fi 6対応トライバンドメッシュWi-Fiルーター「Linksys Velop AX MX5300」を試してみました。
すでにリンクシスのWi-Fi 5対応トライバンドメッシュWi-Fiルーター「Linksys Velop Whole-Home Mesh Wi-Fi System(3台パック)」を導入済みで、今回は親ノードを入れ替えるという設定での検証となります。
背面に、10/100/1000BASE-TギガビットEthernet WANポート、10/100/1000BASE-TギガビットEthernetポート x4、USB 3.0ポート、電源ポートを装備しています。
これまではEthernetポートが2個搭載されていただけなので、大幅に拡張性がアップしたことになります。
底面に電源スイッチ、リセットボタン、WPSボタンが装備されています。
WPSは無線ルーターをボタン1つで簡単に設定するための規格で、日本製無線ルーターにはあたりまえの装備でしたが、ようやくVelopでも搭載されました。
付属品として、電源アダプター、電源ケーブル、Ethernetケーブル、ドキュメントが入った8cm/CD-ROM、クイックスタートガイドなどが入っています。
8cm/CD-ROMが付属している製品はかなり珍しいと思いますが、現在のMacは光学式ドライブが非搭載のため使用することはできません。
付属する電源アダプタはメガネ型ケーブル接続式で、最大消費電力は48W(12V/4A)となっています。
Wi-Fi 5対応メッシュルーター「Linksys Velop Whole-Home Mesh Wi-Fi System」(AC2200)の最大消費電力は24W(12V/2A)なので、単純に電気代が倍になる計算になります。
AC2200とMX5300との本体サイズを比べてみました。
AC2200の高さは18.5cmなのに対して、MX5300の高さは24.4cmとかなり大きくなります。
また、AC2200の重さ実計測499gなのに対して、MX5300の重さは実計測1591gとかなり重くなります。
NetflixのiPhone/iPad用インターネット速度計測アプリ「FAST Speed Test」を使用して、ダウンロードとアップロードの速度性能を計測してみました。
バンドステアリング機能をオフにして、2.4GHz帯と5GHz帯の2つのアクセスポイントに分け、5GHz帯に、iPhone 11 Pro(2x2 MIMO対応802.11ax (HE80):1200.8Mbps)を接続して計測しています。
インターネット回線はNURO Bizを使用しています。
AC2200の場合は下り180Mbps、上り130Mbpsという結果でした。
MX5300の場合は下り230Mbps、上り120Mbpsという結果でした。
10Gb Ethernetに対応していないため、フレッツ 光クロス、NURO 10G、auひかり ホーム10ギガ・5ギガなどのインターネット回線を使用する場合、バックボーン性能をフルに発揮できないと考えられます。
リンクシスのメッシュWi-Fiルーターは、親ノードを入れ替える場合、追加したノードを親に切り替えることは出来ず、一から全て設定し直す必要があります。
子ノードがある場合、子ノード全てをリセットして新たなWi-Fiネットワークを構築する必要があります。
アイ・オー・データ機器のiPhone/iPadアプリ「Wi-Fiミレル」を使用し、電波強度のヒートマップを見てみました。
4LDKのマンションの場合、親と子のノードの2個セットレベルでカバーできる感じです。
親ノードをAC2200からMX5300に入れ替えても転送性能が劇的に向上するわけではないため、MX5300の導入はSOHO環境などフロア面積が大きく新規導入を検討される方向けだと思います。