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Adobe、Photoshop Worldで「Photoshop CS4」を初公開

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Photoshop CS4

Photoshop CS4

Adobeが、ラスベガスで開催された「Photoshop World」における基調講演で、AdobeのPhotoshopソフトウェア担当シニア製品マネージャーJohn Nack氏が「Adobe Photoshop CS4」を世界初公開しました。

その基調講演の全内容が、ポッドキャスト「Adobe Photoshop World Keynote '08」として、ビデオポッドキャストにて公開されています。

新しいAdobe Creative Suite 4のテーマは「Time Saver」「Integration」「Cutting-Edge」の3つを上げています。


Photoshop CS4は、Giga ピクセル画像を扱うことが出来るようになり、パフォーマンスも通常の画像編集を行えるほど高速だと紹介しています。画像を回転する時に、コンパスのようなダイアログが表示されるようにもなっているようです。これは、PAGE 2007で行われた「アドビのDigital Imaging領域における研究活動の紹介とデモレポート」において技術デモとして披露されています。


3Dパノラマ画像を立体的に空間を移動するかのように扱えるようになり、ある部分に画像を貼り込んで、それを3D空間に馴染ませる機能が搭載されています。簡単に言うと、QuickTime VRデータを編集出来るようになるような機能だと思うとわかりやすいかも。


画像をリサイズする場合、拡大・縮小することによって、画像が伸びたり縮んだりしてしまうが、Photoshop CS4では、人物だけの縮尺を制限し、それ以外を伸ばしたり縮めたり出来るようになるそうです。これは、Adobe MAX Japan 2007で披露された「Seam Carving」技術が実装されているのだと思います。


Photoshop CS3 Extendedからサポートされた3Dデータへの編集作業がさらに進化し、3Dモデリングデータをリアルタイムプレビューしながら編集作業を行えるようになったようです。

また、赤青メガネを使って画像を立体的に見えるようにする「アナグリフ」の作成が一発で作成でき、それをムービーとして簡単に書き出す事が出来る新機能が搭載されています。


最後に「Dilithium Crystals」(Star Trekに登場するワープを実現可能にした物質)と題して、Adobe Creative Suite 4には、Adobe AIRを使った「ConiguratorAIR」を使う事で、Photoshop CS4に、他のCS4ソフトウェアにあるエフェクトを簡単に追加する事が出来るようになっているようです。



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