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Adobeが、業務で使用するクラウド同期サービス「Creative Cloud Connection」プレビュー版を停止した事について

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Adobeは、2012年11月20日にCreative Cloudストレージのファイルをパソコンと自動的に同期するアプリケーション「Creative Cloud Connection」プレビュー版をリリースしました。

このアプリケーションをインストールすると、パソコンに「Creative Cloud Files」というフォルダが自動的に作成され、Creative Cloud上のストレージに保存されているファイルが自動的にダウンロードされます。また、このフォルダにファイルコピーするだけで、そのファイルは自動的にCreative Cloudにアップロードされます。

2013年5月17日にCreative Cloud との同期機能が停止するユーザーが出ます。

4月に英文でAdobe Creative Cloudメンバーには事前に案内を出したようですが、日本語ではなかったため浸透せず、Adobeはサポート情報「「Action required: Update Creative Cloud desktop sync client to 1.0.5」メールを受け取ったら」を公開し、Creative Cloud ConnectionをVer.1.0.5にアップデートしなければ、2013年5月16日以降、Creative Cloud との同期機能を利用出来なくなるという案内だったと説明します。


その混乱は、ディスカッションフォーラム「現象:Creative Cloud Connectionの同期機能が停止し、Creative Cloud上のファイルが見えなくなっています」を見ると、社内でも浸透してはいなかった事が推測出来ます。

ところが、2013年5月22日にCreative Cloud Connectionの同期機能を、そもそも停止したことが分かり、Creative Cloud Connectionのアップデート提供も停止してしまいます。

そして「Creative Cloud Connectionプレビュー版の同期機能について」を公開し、2013年6月にCreative Cloud Connectionは「Creative Cloud デスクトップ」と名称を変更し、正式サービスとして提供を開始する予定で、そのプレビュー版サービスに対するサーバーのAPIや同期サービスのためのプログラムの更新作業を行っているが、これらの更新作業を原因とした、ファイル同期機能の不具合が発生し停止したと理由を説明しています。

この更新作業が完了するまでの数週間の間、アドビはCreative Cloud Connection プレビュー版によるデスクトップファイルとの同期機能を一時的に停止し、正式版サービス開始までに完了する予定だと説明しています。

新しいAdobe Creative Cloudサービスが提供開始されるのは6月18日で、それが正式版サービス開始日だとすると、約1ヶ月間利用出来ないことになります。

モバイルアプリケーションからCreative Cloudオンラインストレージへのアクセスは可能で、Webブラウザ経由によるファイルのアップロード、ダウンロード、及び共有等の機能は、引き続き利用出来ると説明しています。

もし、Dropboxがデスクトップ同期出来ずに、モバイルとWebブラウザ経由は利用出来るので、1ヶ月我慢してくれと言われたらどうしますか?

それが、Evernoteだったらどうしますか?

Creative Cloud Connectionは、Adobe Creative Cloudメンバーが利用出来るサービスであり無料ではありません。

プレビュー版だからとしても、Adobeは、業務で使用するクラウド同期の重要性が分かっているのか?と疑いたくなります。



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