Bloomberg Businessweek+:Tim Cook CEO、Jony Ive氏、Craig Federighi氏への独占インタビューを掲載
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Bloomberg Businessweek+が、Tim Cook CEO、Jony Ive、Craig Federighi独占インタビュー「Apple Chiefs Discuss Strategy, Market Share—and the New iPhones」を掲載しています。
最初に、Appleの最高株価から33%ダウンした事に関して質問されたTim Cook CEOは「上がれば大喜びするが、下がったからといって手首を切ったりはしない。こうしたジェットコースターには何度も乗ってきたので、慌てたりはしない。こうした事はあらゆる市場で起こる。カメラ、ビデオレコーダー、DVD、電話、タブレット、パソコン、全ての家電市場で起こりうることであり、それが一つも起こりえない家電市場など存在しない。」と冷静に語ったそうです。
Apple本社の最上階にある会議室にて、Jony Ive氏、Craig Federighi氏らと一緒にインタビューに応えたTim Cook CEOは「ジャンクビジネスをしている分けではなく、モバイル業界の底辺で競争するつもりも無い。価格以外で何も競争しないような製品は作らない。」と語り「より素晴らしい価値観と、それによる価格の正当性を納得してもらえるような製品でビジネスしたい。」と述べています。
Jony Ive氏は「何かを共同で行うということは、外部からの攻撃を受けている時に、内部で派閥争いをしている場合ではない。相手の意見を尊重し、素晴らしい方向に向かうことなのか?心で感じられるかどうか」だと語り、Jony Ive氏、Craig Federighi氏がどれだけiOS 7の開発において一緒に働いたかについて10分以上話したそうです。
Jony Ive氏は、iPhone 5sに搭載された指紋認証システムは、ライバルメーカーが既に採用してきているが、非常に取り扱い難い技術であり、これを簡単にするにはどうすれば良いかを深く考える必要があったと述べ、Craig Federighi氏は「新しいだけなら簡単だ。正しいことは難しい。」と説明したそうです。
Tim Cook CEOは「我々は、決してただ安いだけの携帯電話を売りたいという目的は無く、素晴らしい体験が得られる素晴らしい携帯電話を、低いコストの中で作るやり方を見つけ出した。」と述べています。
Tim Cook CEOは「市場に置けるモバイルプラットフォームは2つあり,Appleの場合は、2013年6月の時点で、iOS 6がインストール可能なiOSデバイスの93%がiOS 6を使用していたが、Androidの場合は、OSの断片化が激しく、GoogleのAndroidバージョンは、発売されているAndroid端末全てがアップグレード出来たわけではない。」と述べ、AT&Tが販売するAndroid端末は25機種あるが、そのうち6機種はアップグレード出来ない端末だと指摘し「私のポケットに入っているのがiOS 3だなんて、想像出来ない」と話したそうです。
GoogleがMotorolaを買収し、MicrosoftがNokiaを買収した事について質問されると、Tim Cook CEOは「彼らはAppleの戦略を採用している。」と述べ、Nokiaのように、市場で1番だと言っても、ソフトまたはハードの革新性を続けていかなければ死んでしまう「革新か死か」そうしたマントラをTim Cook CEOは感じていないようです。