NEWS

Businessweek:Tim Cook CEOへのインタビュー「iPhone 6、Apple Watchと社の文化を作り直すこと」を公開

※本サイトは、アフィリエイト広告および広告による収益を得て運営しています。購入により売上の一部が本サイトに還元されることがあります。

Tim Cook Interview: The iPhone 6, the Apple Watch, and Remaking a Company's Culture

Tim Cook Interview: The iPhone 6, the Apple Watch, and Remaking a Company's Culture

Businessweekが、Tim Cook CEOへのインタビュー記事「Tim Cook Interview: The iPhone 6, the Apple Watch, and Remaking a Company's Culture」を公開しています。

Tim Cook CEOは、本社の4階にある故Steve Jobs氏の部屋がそのままになっていると話し「それはスティーブのオフィスだ」とそのまま残すことにしたと話したそうです。

このインタビューは、Tim Cook CEOは、iPhone 6、iPhone 6 Plus、Apple Watchを発表した翌日に行なわれたようですが「昨日、誰もが、この革新がクパチーノにあることを知っている」と、腕にはめたApple Watchを揺らしながら話したそうです。


記者は、Tim Cook CEOは強力なリーダーシップによって組織を統制しておらず、スティーブジョブズ氏が亡くなる前までは、ハードウェア、ソフトウェア、マーケティング、ファイナンス部門は、それぞれが独立化し、情報を少し共有するだけでよく、全ての状況は、スティーブ・ジョブズ氏の頭の中に入っていれば良かったが、スティーブ・ジョブズ氏が亡くなると、組織はバラバラになってしまい、それをTim Cook CEOは引き継いでいたと記しています。

最初の数ヶ月間、誰も重要な意思決定を行なう事が出来ず、分散化してしる組織をトップダウンでまとめられず、チームは縄張り争いをしているような状況だったようです。

ジョブズ氏に信頼されていたScott Forstall氏との対立で、彼を解任し(声が聞こえるほど泣いていた)、すぐさま、上級幹部を招集し、Craig Federighi氏とJonathan Ive氏との連携の強化が決まったそうです。

Tim Cook CEOは、自分からスタッフに近づいて話しかけ、彼の予定に穴が空いてしまう事も関係なく、あらゆる質問に答えているそうです。

Tom Cook CEOは「コラボレーションは美徳かもしれないが、戦略的な命令型よりも重要だとし、何千人ものスタッフを同調させることが重要」だと語り「ハードウェア、ソフトウェア、サービスの間で線がぼやけてたり消えたりしている。それを上手く機能させるためには、自分も溶け込み、一緒に働いていると理解されることだ」と話したそうです。

Tim Cook CEOは、iPhone 6、iOS 8、OS X Yosemiteとの連携強化に加え、iPadやApple Watchとの連携は「私達が古いままだったら実現しなかった」と説明し「これらの新製品は、我々が存在する理由を思い出させるもの」と話したそうです。

記者は、ハード、ソフト、そしてサービスを結合した製品として、Tim Cook CEOが関心を示した具体例として「Apple Pay」があり、このサービス責任者は、元ワールドワイドオンラインストア担当だったJennifer Bailey氏で、セキュアで、より直感的で、これまでのモバイル決済システムとは違うサービスを生み出したと記しています。

スタッフの中には、Tim Cook CEOの財務規律に対する厳しさに苛立っており、かつての製品レビューを行なう神聖な会議においても、マネージャーに計画を費やして貸出を行なうことに対して、鋭い疑いの余地を向けると関係者は話したそうです。

また、ファイナンス部門とオペレーション部門のスタッフは、重要なコンポーネント・パートナーと間で行なわれる製品ロードマップに関する会議に、エンジニアとデザイナーらと一緒になって参加しているそうです。

Jonathan Ive氏は、Apple Watch計画は、まだ「ウェアラブル」が流行語になる3年前、彼のラボで思いついた計画だったことを明かし、自身がこれまでに取り組んできたプロジェクトの中で、もっとも難しかったプロジェクトの1つになるだろうと語ったそうです。

Apple Watchは未来よりも過去に戻ったかのようなデザインに見える最初のApple製品で、スイス高級時計基金時計師Dominique Flechon氏を含むアンティーク時計の専門家を本社に招いて会議を開いたそうです。

Jonathan Ive氏は、時計学の歴史に没頭し、時計は最初、街の中央に塔として現れ、時間とともに小型化された。ベルトのバックルの上、ペンダントの先、そしてズボンのポケットに入った。そして手首に移動するが、それは船長が、常に時間を確認する方法として、考え出されたのが最初で、面白い事に、腕時計を発明するまでに何世紀もかかったことだと話したそうです。

最初はピンチズーム技術を使ったApple Watchを試作したが、指で画面が隠れてしまい操作が難しかったので、デジタルクラウンを考案したそうです。

Tim Cook CEOの分身とまで呼ばれているオペレーション担当シニアヴァイスプレジデントJeff Williams氏は、Apple Watchがホリデーシーズンまでには間に合わない事について「私達は、世界最高の製品を作りたいので、待たせてしまっても構わない」と話し「正直、もっと早い段階で腕時計を出せたのかもしれないが、フィット感や品質を追い求めると、時間が掛かり、競合他社は、第4、第5の試みではあるが、結局、誰も身につけてはいない」と語ったそうです。

記者が、Appleが取り組んでいる環境問題に関して、費用対効果はどうだったかと質問すると、Tim Cook CEOは見るからに怒り顔になり、いまいましい投資利益率なんて関係ないと言ったそうです。(裁判でもよく言っている言葉)


関連記事

この記事のハッシュタグ から関連する記事を表示しています。

新着記事