Bloomberg:Appleのハードウェアテクノロジー担当シニアヴァイスプレジデントJohny Srouji氏へのインタビューを掲載
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Bloombergが、Appleのハードウェアテクノロジー担当シニアヴァイスプレジデントJohny Srouji氏にフォーカスを当てた「The Most Important Apple Executive You’ve Never Heard Of」を掲載しています。
当初Appleは、法人向けとして、A8Xプロセッサを搭載したiPad Proを2015年春に発売する予定だったが、開発が遅れていて秋にずらす必要が出たそうです。
それは、A9プロセッサを搭載したiPhone 6sと同時に発表されることを意味し、Johny. Srouji氏の開発チームは、iPad ProをA8Xプロセッサ搭載ではなく、A9Xプロセッサ搭載で発表することを実現したそうです。
2007年に初代iPhoneを発表したとき、Steve Jobs氏はその弱点がなんであるかを分かっていて「それをコントロールし、所有する必要がある」という結論に達し、指示を受けた元テクノロジー担当シニアヴァイスプレジデントBob Mansfield氏は、IBMで勤務していたJohny. Srouji氏を引き入れ、自社設計によるチップ開発に取り組み始めたそうです。
Johny. Srouji氏の会議は、技術的に高度な質問を受ける事が多いため、会議に参加するエンジニアは、広範囲の知識でプレゼンテーションを行うそうです。
Johny. Srouji氏のチームが最初の実績は、2010年に発売した初代iPadとiPhone 4で採用されたA4プロセッサで、ARM Holdings製チップの改良版だったそうです。その後も、デザインの改良を続け、Retinaディスプレイ、Siriなどへの対応をしながら、世界初の64ビットARM SoC「A7プロセッサ」を開発することに成功し、Apple PayやTouch IDなどを実現可能にしたそうです。
Appleはモバイルプロセッサで素晴らしい仕事をしており、Intelプロセッサを採用するMacもApple製プロセッサに変わるのでは?と質問すると、Johny. Srouji氏は「そうするつもりはないし、それはスマートであるとは思わない」と答えたそうです。
なお、Ian King記者は、Appleの計画を良く知る人物の情報として、iPhone 5seはA9プロセッサを、iPad Air 3はA9Xプロセッサを採用すると聞いたそうです。