iOS 11、macOS High Sierra:FLAC、Opus、HOA(3Dサウンド)をサポート
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Appleが、WWDC2017のセッション「What's New in Audio」において、iOS 11、macOS High SierraのAudioUnitsで、FLAC、Opusフォーマットをサポートすると説明しています。
3Dオーディオもサポートされ、PCM、W・X・Y・Zと呼ぶパラメータで構成されたBフォーマット、Core Audio File(caf)で構成されています。
また、頭部伝達関数(HRTF)もサポートされます。
watchOS 4.0では、オーディオフォーマットとして、AAC-LC、AAC-ELD、HE-AAC、HE-AAC v2、Opus、MP3(復元のみ)がサポートされます。
FLAC、HOAは含まれていません。
FLAC(96kHz/24bit)に対応したとしたとしても、iPhone 7・iPhone 7 Plusの場合、Lightning接続かBluetooth接続での視聴環境となり、Lightning接続ヘッドフォンの場合48kHz/24bit(2304kbps)でなんとかハイレゾ再生可能ですが、Bluetooth接続でAACの場合320kbpsとなりカバーしきれません。
対策としては、Appleがサポートしていない、Qualcommのapt-X HD(529.2kbps:48kHz/24bit)、SONYのLDAC(990kbps:96kHz/24bit)をサポートし、CSR8675を搭載する必要があり、Bluetoothヘッドフォン側の対応も必要です。
iTunesは256kbpsのAACファイルですが、再生環境が整わない限り変わることはないと思います。
FLACをサポートした理由は、デコード(再生)時において、CPUへの負荷の違いはなく高速にデコードできるという点で、ホームステレオやカーオディオ、海外ミュージックストアなどが採用しており、音楽再生環境の幅を広げる目的があると考えています。
なお、Android 8.0 oreoでは、新しいBluetoothコーデックとして「LDAC」のサポートが追加されています。