Apple、WWDC2018セッション「2018 Platforms State of the Union」を公開
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Appleが、WWDC2018において「2018 Platforms State of the Union」セッションを行い、macOS Mojaveが32bitアプリをサポートする最後のmacOSになると明らかにしています。
来年には、32bitのQuickTime framework、Java 1.6 Apple framework、Carbon HLBTなどは廃止されるそうです。
Strong Passwordの自動生成および入力と2ファクタ認証はiOSのみの対応で、ログイン画面の方にも設定が必要なため、ログイン画面をアプリ内に作る必要があると説明しています。
また、StrongPasswordを自動生成させると、生成時以外にはパスワード文字列が一切見えなくなるため、他プラットホームからのログインは不可となります。
メッセージで届く認証コードもオートフィルされるそうです。
macOS Mojaveに搭載されるNews Appや株価 Appなど、macOSアプリの「AppKit」と、iOSアプリの「UIKit」の下を支えるMedia、Core OS、Core Servicesを共通化させることで、二つのプラットフォーム開発を容易にする「New Developer Framework for Mac Apps」を紹介しました。
Touch Bar対応、ドラッグ&ドロップ、メニューバー対応などもサポートするそうです。
機械学習「Core ML 2」は、顔追跡、顔検出、ランドマーク、テキスト検出、矩形の検出、バーコード検出、オブジェクト追跡、画像登録などの機能を追加可能な「Vision Framework」に加え、日本語、中国語を含めた自然言語解析「Natural Language Framework」を追加し、言語固有のメタデータを導きだせるカスタムモデルが実装可能になるそうです。
また、機械学習モデルを作成する「Create ML」が追加され、従来のモデルサイズが100MBだった場合、3MBのファイルサイズまで小さくなったと説明しています。
ユーザーの毎日のルーチンをペアにすることができる「Siri Shortcuts」は、ユーザーが迅速にアプリに関連するタスクを達成するために役立つショートカットAPIを使用するそうです。
すべての学習は、デバイス上でローカルに実行され、Siriはユーザーのプライバシーを損なうことなく実現するそうです。
OpenGLとOpenCLの廃止について説明し、macOS Mojaveでは、OpenGLとOpenCLを使用するアプリは動作するものの、こうしたレガシー技術は非推奨とし、変わりに「Metal」を採用すべきだと説明しています。
iOS 12では、Open GL ESの廃止について説明し、Open GL ESを使用するアプリは動作するものの、こうしたレガシー技術は非推奨とするとしています。
macOS High Sierra 10.13.4からサポートされた「eGPU」は、Metal RayTracerアプリを使用し、レイトレーシングベンチマークを計測した結果、CPUの10 Coreを使用した場合と、iMac Pro (2017)の内蔵GPUとeGPUを使用した場合の方が早く、3台のeGPUを使用した場合は、異次元の速度で終了するとデモしながら紹介しました。
AdobeのAbhay Parasnis CTOは、物理的世界とデジタル世界の境界線をぼかした没入型コンテンツのクリエイティブを可能にする新しい拡張現実(AR)オーサリングツールとマルチプラットフォームシステム「Project Aero」を動画で紹介しました。
詳細は、Adobe MAX 2018で明らかにするそうです。
拡張現実体験を構築する「ARKit 2」は、AR体験を途中で停止し、再び再開する事が可能になり、仮想現実空間を複数のユーザーと共有することが可能になると説明しています。
彫刻、おもちゃ、または家具のような既知の3Dオブジェクトを検出する機能も実装されるそうです。