Apple、WWDC 2019スペシャルイベント「2019 Platforms State of the Union」を公開 #WWDC19
※本サイトは、アフィリエイト広告および広告による収益を得て運営しています。購入により売上の一部が本サイトに還元されることがあります。
Appleが、WWDC19においてスペシャルイベント「2019 Platforms State of the Union」を行い、イベント内容を公開しています。
SwiftUIフレームワークは「LessCode. Better Code. Everywhere.」の3つのキーワードがテーマとなっています。
これまでのテーブルビューではなくリストビュー表示に変わり、ある場所に画像を配置すると、テンプレートのようなコードが自動生成され、それを編集して開発作業を行う感じになります。
コード修正もリアルタイムにプレビュー表示されるようになり、リアルタイムプレビュー側を編集すると、リストビュー側が変化するという双方向のライブプレビューが実現されているそうです。
デモで使われたプロジェクトファイルは「SwiftUI Tutorials」で公開されています。
GitHubは、2019年5月にパッケージ管理ツールをサポートする「GitHub Package Registry」を発表していますが、 これに「Swift packages」のサポートを追加すると発表しました。
これにより、プロジェクト間やSwiftコミュニティとの間でライブラリやソースコードを簡単に共有できるようになります。
アプリのテストを行う場合、各種設定、場所、各言語など様々な構成でテストしなければならなかったのが、1回のテスト実行で自動的に複数環境でのテストが行えるようになると説明しました。
各国のApp Store用に使用するスクリーンショットも自動生成してくれるそうです。
ユーザーからのクラッシュフィードバック機能に関して、様々なiOSデバイスがあり、さらにバッテリー残量、起動時間、使用時間、メモリー状況、ディスクアクセスなどの違いを統計的に見ることが出来るようになると説明しました。
また、TestFlightに、スクリーンショットを追加してフイードバックを送れる機能を追加するそうです。
iPadアプリをMacのネイティブアプリとして開発できる「Project Catalyst」は、40種のFrameworksがそのまま使えます。
Macアプリになると、キーボードやトラックバッド、フルメニュー、大画面など大幅に機能が増えますが、それらをMacのチェックボックスをオンにしてビルドするだけで完成するとデモしながら説明しました。
Objective-Cで開発されたiPadアプリがすでにあるデベロッパーは、最新のXcode 11で読み込んでMacサポートでビルドして見ることをお勧めします。
追加されたMacサポートプロジェクトにカスタムメニューなどを追加することなどが簡単に行えるとデモしながら説明しました。
macOS Catalinaでは、仮想的なボリュームで分けられ、システムボリュームはリードオンリーとなり、アプリが読み込み/書き込みできるのは、ユーザーデーターとアプリボリュームだけになるそうです。
watchOS 6では、iOSのコンパニオンアプリを使わずに、SwiftUIを使ってApple Watchでしか利用できないアプリを簡単に作成できます。
ユーザーはApple WatchのApp Storeから直接watchOSアプリを購入することができます。
UIでフォントサイズを変えてもシンボルアイコンはサイズが変わりませんでしたが、あたらしく「SF Symbols」を追加することで、UIのテキストサイズに追随して大きさが変化するようにできると説明しました。
フル音声コントロールのデモで、例として写真Appが地域アルバムとしてSan Franciscoを表示している場合「San Franciscoをタップ」といっても、それは写真の名前ではなく、地域の絞り込みで表示されているだけなので実体はありません。
そうした場合、ボイスコントロールできる場所を示す名前を表示させることで押せるようになると紹介していました。
Apple ID の 2 ファクタ認証でセキュリティを強化した上でさらにさらにプライバシーを保護する「Sign in with Apple」は、iOS、macOS、watchOS、tvOS、Webサービスで利用できるだけでなく、Windowsデバイスでも利用出来ると説明しました。
おそらくiCloud for Windowsが必要になると予想されます。
これまで別アプリだったSiriショートカットはiOS 13で組み込まれるようになり、iOS 13とwatchOS 6で適切なタイミングでアプリケーションから適切なショートカットを提案してくれます。
また、Siriショートカットの自動化の機能が追加されます。
一度に最大3人の顔を追跡できるようになった「ARKit 3」は、前面カメラと背面カメラでフェイストラッキングとワールドトラッキングを同時に使用できるようになると説明しました。
1台のカメラで人の動きを捉える「Motion Capture」は、ステージ上の動画を見る限り、グリーンバック等を必要としないようです。