Epic Gamesは、2020年8月13日にFortniteのサーバー側のソフトをアップデートして新しい支払い方法を導入し、App Storeを経由することなくEpic Gamesから直接ゲーム内通貨でFortniteのバーチャルグッズを購入できる仕組みを導入し、Appleに手数料を支払う必要がない課金システムを導入しました。

Appleは直ちにApp Store から Fortniteを削除しました。

Epic Gamesは、FortniteがApp Storeから削除されることを十分予期していて「Appleは市場における優越的な地位を不当に利用している」として訴えを起こしました。

Appleは、今回の措置に関して「Epic Gamesがアプリに導入した機能は、Appleの審査ないし承認を受けておらず、かつApp Store利用上のガイドラインに違反するという明確な認識があったものと認められ、このガイドラインはApp Storeでデジタルグッズないしサービスを販売するすべてのデベロッパーが遵守している。」とコメントを出しています。

その後、Epic Gamesは、新たな法的措置を起こします。

その内容は、2020年8月28日にAppleがすべての開発者アカウントを終了し、iOSおよびMac開発ツールからEpic Gamesを切り離すことをEpic Gamesに通知し、この報復を止めるよう裁判所に要請しました。

Appleは、Epic Gamesが世界で最も人気のあるグラフィックエンジンである「Unreal Engine」を提供し続けるために必要なツールを含む、開発ツールへのアクセスを停止することを明確に述べたことで、Epic Gamesだけでなく、Unreal Engineを利用する他のゲームデベロッパーにも影響が出来る騒動に発展する可能性が出ています。