TimCook CEO、2021年度第4四半期は予想よりも大きな供給制約に直面し約60億ドルの損失を被ったと語る
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CNBCが、TimCook CEOは、2021年度第4四半期決算報告に関して、売上高がウォール街の予想を下回ったことについて、iPhone、iPad、Macの供給が予想以上に逼迫していることが原因であると述べたと伝えています。
TimCook CEOは「60億ドル(約6,815億円)と推定される予想以上の供給制約があったにもかかわらず、非常に好調な業績を達成した。」と述べ「供給制約は、業界全体で話題になっているチップの不足と、東南アジアにおけるCOVID関連の製造上の障害によってもたらされました。」と説明したそうです。
TimCook CEOは、よりひどい供給制約に直面することになると述べたにもかかわらず、2022年度第1四半期は「堅実な前年同期比の収益成長」を見込んでいるとし、2022年度第1四半期は同社の歴史上最大の売上高になるとしています。
また、Luca Maestri CFOは、アナリストとの電話会議で、2022年度第1四半期のiPadの販売台数は、供給制約のために前年同期比で減少すると説明したそうです。
TimCook CEOは「新型コロナウィルス関連の製造上の混乱は大きく改善されたものの、チップの供給不足は長引いています。」と述べたそうで、今回の供給問題は、Appleデバイスの心臓部に搭載されている技術的に高度なプロセッサーではなく、「レガシーノード」つまり古いチップに搭載されているチップの問題だと説明したそうです。
iPhone以外のApple製品カテゴリーで最も強い成長を見せたのは、App Storeの売上、音楽・ビデオのサブスクリプションサービス、広告、延長保証、ライセンスなどを含むサービス事業で、Appleのサービス事業は年間26%の成長を遂げており、TimCook CEOはこれが会社の予想を上回ったと述べたそうです。
TimCook CEOは、Appleの有料会員数は7億4,500万人で、これにはApple Musicなどのファーストパーティサービスだけでなく、AppleのApp Storeを通じた会員数も含まれていると説明し「これは前年比で1億6,000万人の増加で、5年間で5倍になっています。つまり、かなりの成長サイクルになっているのです。」と述べたそうです。