WWDC22:服薬だけでなくメガネやコンタクトの処方箋が保存できる「HealthKit」について解説
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Appleが、WWDC22において、新しいヘルスケアについて説明する「What's new in HealthKit」を公開しています。
watchOS 9から「睡眠ステージ」が導入され、レム睡眠、コア睡眠、深い睡眠。それぞれの睡眠ステージにいた時間の長さを確認できます。
今回は睡眠段階を表すために、アメリカ睡眠医学会(AASM)のスコアリングモデルのステージ1と2に対応するsleepCoreから始まり、AASMのスコアリングモデルのステージ3に対応するsleepDeep、最後に急速眼球運動のステージに対応するsleepREMの3件を追加しています。
睡眠段階を追加したため、sleeped のケースは非推奨とし、ユーザーが眠っているが睡眠段階が指定されていないことを示す asleepUnspecified を採用しています。
iOS 15.4 からは、Swift async をサポートするためにクエリ API を更新しました。
クエリーは HealthKit の不可欠な要素であり、Swift async のサポートにより、より簡潔な構文で使いやすくなりました。
クエリによって、HealthKit から様々なデータを読み込み、述語を使って結果をフィルタリングし、また新しいデータが入ってきたときにそれを監視することができます。
watchOS 9から、スイム、バイク、ランを自動で切り替えが可能になり、トライアスロンのような複合的運動の記録も可能になります。
これらの統計は、HKWorkoutBuilderまたはHKLiveWorkoutBuilderを使用している場合に限り、ワークアウトで収集されたすべてのサンプルから自動的に計算されます。
水泳のワークアウトには、プールの端まで泳ぎ終えたごとに計算される「SWOLFスコア」を追加します。
このスコアは、Apple Watchで記録された水泳ワークアウトのラップイベントとセグメントイベントごとに計算されます。
iOS 16では、新しい心拍数範囲データタイプを導入します。
ヘルスケアアプリからアクセスできるようになり、アプリはHealthKitでこのデータを読み込んで保存できるようになります。
心拍リカバリーは、識別子.HeartRateRecoveryを持つ量タイプです。
heartRateRecoveryOneMinuteです。
各心拍回復サンプルに関する追加のコンテキスト情報は、メタデータとして追加することができます。
iOS 16から、アプリがメガネやコンタクトの処方箋をHealthKitに保存できるようになりました。
視力処方箋は、visionPrescriptionTypeを持つサンプルです。
サンプルの開始日は処方箋の発行日に対応し、終了日は有効期限に対応します。
オプションで、物理的な処方箋のデジタルコピーをサンプルに添付することができます。