WWDC22:写真管理機能「PhotoKit」の最新技術を紹介
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Appleが、WWDC22において、写真を中心としたリッチな機能を構築できる「PhotoKit」の最新APIについて紹介する「Discover PhotoKit change history」を公開しています。
PhotoKitは、フォトライブラリに保存されている写真、ビデオ、アルバムにアクセスし、更新するための豊富なAPIセットを提供します。
PhotoKit は、写真の管理や編集のために深いレベルの写真へのアクセスと統合を必要とするアプリ、カスタムカメラ、またはユニークな方法でフォトライブラリを閲覧する方法を提供するアプリのために設計されています。
例えば、友人とハイキングの写真を共有したり編集したりできるソーシャルハイキングアプリを作成したとします。
誰かがこのアプリを起動すると、その人が最近行ったハイキングの開始と終了のタイムスタンプから写真が集められ、山での体験のコラージュが生成されます。
コラージュは、フォトライブラリーから選択された写真と同期しています。
例えば、友人から山登りの写真を受け取ると、その写真を使って新しいコラージュを生成します。
これまで、アプリが新しく挿入されたアセットや、以前の山歩きコラージュの変更を発見するためには、アプリが何度も取得する必要がありました。
異なるフェッチとチェックを実行して不確かな結果を得る代わりに、1回の統一されたAPIコールで何が変わったかを正確に知る方法があるとしたらどうでしょうか。
それが実現し、新しい変更履歴APIにより、フォトライブラリのオフライン更新を簡単に追跡できるようになりました。
変更履歴は、フォトライブラリーへの挿入、更新、削除などの変更のタイムラインで構成されています。
このタイムラインの例では、過去3日間の変更履歴の中に、アセット、アルバム、フォルダーの様々な変更があります。
このタイムラインを使って、過去 2 日間、または最後にアプリを起動したときに起こった変更を判断するにはどうしたらよいでしょうか。ある時点のフォトライブラリの状態を表す永続的な変更トークンを使用できるようになりました。
このトークンは、アプリの起動をまたいで持続させることができ、そのトークン以降に発生したフォトライブラリの変更(サードパーティによるアプリの変更も含む)を取得するために使用することができます。