ジャパンディスプレイ、液晶パネルを利用した3D撮影技術を開発、液晶パネルと光学レンズ/センサーを組み合わせ、デプスマップの取得が可能に
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ジャパンディスプレイが、通常の映像とデプスマップの両方が取得可能な革新的な撮影技術の開発に世界で初めて成功したと発表しています。
同社の液晶パネル技術と日立製作所研究開発グループの光学と画像処理の融合技術を組み合わせ、1つのカメラで、通常の色情報を含んだ映像データと距離や位置情報を含んだデプスマップの取得を可能にしたそうです。
3Dセンサー市場は、2026年には約1.4兆円に達すると予想されており、同社は2024年の参入を目標に本技術によるカメラの小型化や性能向上等の開発を進め、より多くの製品・分野への搭載を容易にすることで、リアルとバーチャルの融合による安心・安全・豊かな社会の実現を目指すそうです。
この技術は、一般的なカメラレンズユニット及びイメージセンサーに、同社で開発した特殊なパターンを表示する液晶パネルを組み合わせ、撮影した映像から光学的物理量を抽出して演算することにより、1つのカメラで人や建物等の位置情報を立体的に取得し、デプスマップの生成が可能となるそうです。
また液晶パネル部分の表示モードを制御することにより、通常の映像撮影も可能だそうです。