NEWS

EUの欧州委員会委員域内市場・サービス担当ティエリー・ブルトン氏が辞任

※本サイトは、アフィリエイト広告および広告による収益を得て運営しています。購入により売上の一部が本サイトに還元されることがあります。

ティエリー・ブルトン氏

ティエリー・ブルトン氏

EUの欧州委員会委員域内通信ネットワーク・コンテンツ・技術総局、域内市場・産業・起業・中小企業総局、防衛産業・宇宙総局担当ティエリー・ブルトン氏が辞任しました。

また、将来の欧州委員会委員への立候補を取り下げました。

ティエリー・ブルトン氏は、フランスのマクロン大統領が後任を用意すれば、欧州委員会のウルズラ・フォンデアライエン委員長がフランス政府にさらに強力なポストを提供すると申し出たと主張しています。

フォンデアライエン氏が新委員の発表を予定していたわずか24時間前にティエリー・ブルトン氏が突然動いたことは、EUの執行部を今後5年間のサイクルで運営するチームを結成するという、すでに問題を抱えているフォンデアライエン氏のプロセスに新たな打撃を与えるものとなります。

フォンデアライエン委員長の最も著名で率直な意見を述べる委員の一人であるティエリー・ブルトン氏は、産業政策、防衛、そして大手IT企業を規制するEUの強力なデジタルサービス法を監督してきましたが、ティエリー・ブルトン氏の辞任は、フォンデアライエン委員長の2期目のスタートにさらなる暗雲を漂わせています。

ティエリー・ブルトン氏は「数日前、あなたはフランスに対し、私と直接話し合ったことのない個人的な理由で私の名前を取り下げるよう求め、政治的なトレードオフとして、フランスにとってより影響力のあるポストを提供すると申し出た。」とフォンデアライエン氏に宛てた書簡をXにポストしています。

ティエリー・ブルトン氏は、フォンデアライエン委員長の行動は欧州委員会の「疑わしい統治のさらなる証拠」だと述べ、直ちに辞任すると付け加えています。

この辞任により、政策や弁論スタイルをめぐってたびたび衝突していたフォンデアライエン委員長とティエリー・ブルトン氏の間の波乱に満ちた関係は終焉を迎えることになります。


関連記事

この記事のハッシュタグ から関連する記事を表示しています。

新着記事