アクロニス・ジャパン、ランサムウェアへの対策などを追加した「Acronis True Image 2017 New Generation」を発表
※本サイトは、アフィリエイト広告および広告による収益を得て運営しています。購入により売上の一部が本サイトに還元されることがあります。
アクロニス・ジャパンが、バックアップソフトウェア「Acronis True Image 2017 New Generation」製品について記者説明会を開催しました。
大岩社長は、2017年モデルにおいて、第2弾の新機能を追加することにあたり、データ保護の観点から、ランサムウェアへの対策を追加するなど、セキュリティー強化を行っていることなどが大きな特徴だと説明しました。
今回、Acronis True Image 2017のPremiumサブスクリプション版として「Acronis True Image 2017 New Generation」を追加発売すると発表しました。
これまでのAcronis True Image 2017は「Acronis True Image 2017 Standard」として販売が継続されます。
特別ゲストとして、カスペルスキーの川合林太郎 社長が登場し、暗号型ランサムウェアの状況について説明しました。
現在、62ファミリー、54,000種発見され、総数は65,000種にまで増えている状況だそうです。
ランサムウェアの国別分布でみると、日本は4.46%で1位となっており、世界で一番ターゲットとされている状況だと説明しました。
また、サービスが充実しているランサムウェアポータルサイトを利用できる手軽さによって猛威をふるっていると説明した。
この脅威に対抗するため「The No More Ransom Project」を立ち上げ、5,000件の被害案件を復旧することに成功しているそうです。
このプロジェクトには、Acronisや、セキュリティーソフトウェアメーカーなどの競合他社を含めて参加社企業が増えているそうです。
Acronisのガイダー・マグダヌロフ氏は、データ保護の観点から、サイバーセキュリティのグローバルリーダーで、Kaspersky LabのCTOだったニコライ・グレベンニコフ氏や、GoDaddy.comのCTOだったマイク・チャドウィック氏が加わり、データ保護の開発を強化しているそうです。
大量の個人データが様々な場所に散財している状況で、Mac OS X、iOS、Windows、Androidなどのプラットフォームに加え、Facebookなどのバックアップに対応していると説明しました。
また、Windows Phone、Instagram、Pinterest、Linkedin、Dropbox、LINE、iCloud、Facebook Messengerなどにも対応する予定だと明らかにしました。
アクロニスは、次世代の個人データ保護サービスを提供してゆきたいと考えているそうで、個人のデータ保護は、新しいニーズに合った方法にシフトする必要があると説明しました。
ソリューション・ステッップ1として、ユーザーの声を聴き、次世代のニーズに応えることが最優先だと考えているそうです。
安全なバックアップクラウドサービス「Acronis Cloud」のインフラについて説明し、コンシュマーバックアップサービスにおいて、バックアップ先のデータセンターを選択することが可能な唯一の製品だと説明しました。
日本におけるデーターセンターは2ヶ所に増えているそうです。
また、簡単で使いやすいインターフェースを提供しつつ、高度な機能を提供しているそうです。
Mac OS X 向けの機能拡張について紹介し、Time MachineやiCloudよりも速く、高品質なバックアップサービスを提供していると説明しました。
また、Facebookのアカウントに関するバックアップ、暗号化、復元も実現していると紹介しました。
ソリューション・ステッップ2として、ランサムウェアから保護する高度なテクノロジ「Acronis Active Protection」を紹介しました。
RPOとRTOの短縮に貢献し、高速で確実な復元を実現しているそうです。
また、ローカルキャッシュ、ローカルバックアップ、クラウドのいずれかから即時復元することが可能だと説明しました。
なお、独立機関のテストにおいて、マルウェア対策のバックアップソフトウェアとして最高の評価を得ているそうです。
続いて、Ethereumが提供しているBlockchainテクノロジを利用し、バックアップ元のデータとビット単位で検証し保証する「Acronis Notary」を紹介しました。
あらゆる重要書類が改ざんされていないかを証明する必要があり、それをAcronis Notaryを使用することで検証することが可能だそうです。
ブロックチェーン内にあるあらゆるデータは不変であり、独立してベリファイが可能で、そのため、公証証明書には不正を働くことができないため、記録の完全性とファイルの非改ざん性は自動もしくはマニュアルでチェックすることが可能だと説明しました。
デジタルによる署名を取得し、署名のイメージ、タイムスタンプ、その他の情報を含む独自の証明書を生成する「Acronis ASign」は、バックアップしたドキュメントに、電子的なサインを要求できるそうです。
サインをデジタル的に取り込み、変更不可能なレコードとして記録し、後でサインを本物と認証できる一意の証明書を生成することができると説明しました。
こうしたイノベーションによって、Acronis True Imageはポールポジションを目指すそうです。
Acronis True Image 2017 New Generationは、アクロニスのオンラインストアのみでの販売となるそうです。
これらの機能は、現在Windows版向けとなっていますが、2017年の末までは、Mac OS X向けにサービス提供出来る予定だと説明していました。
すべてのモバイルバックアップとFacebookバックアップは、ローカルコンピュータに対してであろうとクラウドに対してであろうと、通信時および保存時に暗号化されますが、これまでは、バックアップのみでした。
それが、Facebookバックアップを使用し、写真、ビデオ、アルバム、タイムラインを含め、同じFacebookアカウントまたは異なるFacebookアカウントに直接復元できるようになったとデモで紹介していました。