Global Sources Mobile Electronics 2018 レポート
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2018年4月18日〜21日にかけて香港AsiaWorld-Expoにて開催された「Global Sources Mobile Electronics 2018」に行ってきました。
先週開催された「Global Sources Consumer Electronics 2018」は、エージェント出展が多いのに対して、こちらはOEM工場出展が多いのが特長です。
Global Sources Mobile Electronics 2017 fallの時は、iPhone X用ケースを展示しているメーカーが複数有りましたが、今回は、香港当局の検査に加え、主催者側による著作権違反の検閲が厳しくなり、展示用品の箱の検査が行われたりしていて、開始自体が大幅に遅れる状況となっていました。
もはや、怪しい製品は「China (Shenzhen) International Gifts, Handicrafts, Watches & Houseware Fair」だけでしか見れないかもしれません。
エージェント系メーカーは、iPhone X/8/8 Plus用ケースの見込み生産が過剰で、在庫をどうするかで疲弊しているところが多いようです。
日本からは「グルマンディーズ」が出展していました。
約2,800社もの出展がある中で、オリジナル製品として中国進出する日本企業はあまり無いのが現状です。
ワイヤレスパワーコンソーシアムへの加盟メーカーが増えたもの、実際に製造能力を持つメーカーは少なく、エージェントメーカーであるにも関わらず、WPC加盟を逆手に利用して、販売する製品は他社の未認可製品というところも増えてきている感じです。
Qiワイヤレス充電器の一次生産工場を持つ、U-WayやShenzhen Smacat Electronic Technologyなどは、新しい基盤やチップを使用したQiワイヤレス充電器を展示していました。
こうした信頼出来るメーカー製品でも、箱だけ変えるリパッケージ製品に組み込まれてしまうと、一般消費者にはまったく見分けがつかなくなってしまうと思います。
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