アドビ、デザインセミナー「Photoshop/Illustratorだけじゃない!デザインに役立つ「プラス1」を見つけよう」を開催
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アドビが、2019年8月20日に名古屋コンベンションホールにて「Photoshop/Illustratorだけじゃない!デザインに役立つ「プラス1」を見つけよう」セミナーを開催しました。
アドビのマーケティングマネージャー岩本崇氏は、LINEスタンプ「はたらく、岩本さんの一日」を紹介しつつ自己紹介してました。
Adobe Creative Cloud製品群は、人工知能とマシンラーニングを統合した「Adobe Sensei」によって顧客体験を飛躍的に向上させ、イメージの検索や合成、動画のトランジション編集など、そのコンセプト作りから完成に至るまで、ワークフローを大幅に短縮することを可能にしたと説明しました。
Photoshopの「Camera Raw フィルター」を紹介し、Adobe Sensei を使用した「自動補正」機能が大幅に精度向上していると説明しました。
こうしたボタンとして見た目は変化していないものの、Adobe Sensei によって劇的に性能向上した部分が、Adobe Creative Cloudには多いそうです。
Photoshopには、ローマ/ラテンまたは日本語フォント画像を使用するだけで、Photoshop がAdobe Senseiを活用してフォントを検出し、コンピューターまたはAdobe Fontsのライセンス付きフォントと照合し、似ているフォントを候補として表示してくれる「マッチフォント」を紹介しました。
現時点でAdobe Fontsは199種類の日本語フォントを含む15,000以上のフォントが利用できるそうです。
続いて、Illustratorの描画が滑らかで自然に見えるように、シェイプ内でカラー分岐点を指定した順序またはランダムな順序で徐々に変化させることができる「フリーグラデーション」を紹介しました。
また、変形が自然に見えるようにアートワークの一部を変形できる「パペットワープ」を紹介しました。
ピンを追加、移動、回転してアートワークを別の形にシームレスに変形することができる機能で、パスが増えることなく自由に変形させることが可能です。
品モックアップ、ブランドの視覚化、パッケージデザインなどの3Dモデリングを簡単な操作で行える「Dimension」を紹介しました。
ロゴやベクターグラフィックをドラッグ&ドロップで3Dモデルに追加して、デザインコンセプトが実際にどのように表現されるのかを見ることができます。
ゲストスピーカーとして、アートディレクターの垣田彩水氏は、webサイトやモバイルアプリ、音声デバイスのUI/UXのためのプロトタイプデザインツール「Adobe XD」について紹介しました。
iOSでよく目にする背景をぼんやりと透過し、すりガラス風に表示される「UIBlurEffect」のような効果を配置した画像に加える方法を紹介していました。
ボックスを配置して背景のぼかしを利用することで簡単に出来るそうです。
デザインに使いたい写真素材を探す場合、Googleのイメージ検索だと商用利用出来ないものも検索結果として表示されるが、Adobe Stockの場合は、同じイメージ検索でも商用利用できるものしか表示されず、またクオリティも高いので仕事で使えると紹介していました。
岩本氏によると、現時点で素材登録数は1億5000万点以上あるそうです。
iPhoneのカメラを通して、オリジナルパターンの作成、ベクターシェイプへの変換、そしてフォント検索など、身近なものから様々なクリエイティブ素材を産み出す事ができるアプリ「Adobe Capture」を紹介していました。
カメラで撮影した画像を即座にベクターシェイプに変換してくれる機能はとても便利だとデモを交えて説明していました。
高機能なPDFの作成や編集が行える「Acrobat Pro DC」を紹介していました。
テキストの追加またはページ上でテキストの編集などが行えることを、ロジクールの初の縦型マウス「MX Vertical」のプレスリリースPDFファイルを使って紹介していました。
PDF内にある画像を選択し、編集に使用するツールからPhotoshopに渡し、Photoshop CC 2019以降から搭載された「コンテンツに応じた塗りつぶし」を使用して、必要ない部分を良い感じに消し、保存するとPDF上の画像も修正されると紹介していました。
最後に、デジタルペインティング & デジタルスケッチツールアプリ「Adobe Fresco」を紹介しました。
1,000種類を超えるカスタムブラシ、キャンバス上のねっとりとした油絵具や、厚みを持たせた立体的な表現ができるとデモしながら紹介していました。