The Elec:Apple、次期iPhone 16用メインカメラCMOSセンサーをサムスンからも調達?
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The Elecが、Appleは、次期iPhone 16のメインカメラ用CMOSイメージセンサーとして、Samsung System LSI製のCMOSイメージセンサーの最終品質テストを実施したと伝えています。
Appleは、これまでiPhone用CMOSイメージセンサーをソニーからのみ調達していましたが、iPhone 16のカメラに新技術を追加するため、イメージセンサーの不足に直面するのではないかと懸念により、Samsungが追加されたと情報筋は話したそうです。
この背景には、ソニーがiPhone 15用のCMOSイメージセンサー供給が適時行われなかったため、iPhone 15の発売日を決めるのに苦労したため、2023年末にSamsungにCMOSイメージセンサーの開発を開始するよう要請したそうです。
次期 iPhone 16に搭載される新しいCMOSイメージセンサーは、ウェーハ対ウェーハのハイブリッド接合により、銅パッドの上に 3 つのウェーハを積み重ねて作られている、SOIウェハのハイブリッド接合を用いた画素並列3層積層CMOSイメージセンサを採用するそうです。
これまでの iPhone のCMOSイメージセンサーでは、2 つのウェハーしか使用されていませんでしたが、新しい 3 つのウェハーには、それぞれフォトダイオード、トランジスター、アナログ デジタル コンバーター ロジックが搭載されています。
以前は、フォトダイオードとトランジスターは 1 つのウェハー上にありました。
CMOSイメージセンサーでは、1 つのフォトダイオードと 4 つのトランジスタがペアになっています。フォトダイオードは光を電気信号に変換し、4 つのトランジスタはそれを転送、増幅、読み取り、消去します。
フォトダイオードとトランジスタを分離することで、ノイズが少なくなり、ピクセルをさらに小さくすることができるため、高密度ピクセルを形成できます。
ハイブリッドボンディングには信号転送用のバンプがなく、代わりに銅パッドを介してこれらのウェーハを直接接続します。これにより、CMOSイメージセンサーが小型化され、デバイス間のデータ転送速度が向上します。
しかし、この技術には精度が求められるため、短期的にはCISでこれを実現できるのはソニーとサムスンだけになる可能性が高いと考えているそうです。