アドビ システムズが、2011年10月14日から発売を開始（ダウンロー版は本日から販売開始）するパーソナルユーザー向け写真編集ソフト「Adobe Photoshop Elements 10 日本語版」をチェックしてみました。

Adobe Premiere Elements 10 日本語版と共通するファイル管理ソフト「Adobe Elements 10 Organizer」ですが、以前のバージョンと比較してインターフェース等の変更はありませんが、検索機能として顔認識検索の他に、写真内の選択範囲を元に似た写真を探せる機能が追加されています。

Adobe Elements 10 Organizerのツールバーに写真をドラッグして写真のサムネイルを表示させ、検索から「オブジェクトの検索」を選択すると、写真内にフレームが表示され、そのフレームの下に表示されたオブジェクト検索ボタンをクリックすると、似たオブジェクトを検出することが出来るようにります。

検索から「重複する写真の検索」機能では、アイテムの類似性のインデックスファイルを作成することで、同じ写真を検索してスタックしてくれる機能が追加されています。

このインデックス作成は写真データを解析するため、写真点数が多い場合、初回時は結構時間がかかります。

右側のキーワードタグの人物アイコンをクリックすると、人物認識検索結果に対して、Facebookの人物タグを読込みし、友達リストを利用することが出来るようになっています。

また、配信タブに「Facebookに配信」が追加され、人物タグと一緒に投稿することが出来ます。

投稿時には、公開レベル設定や写真品質も変更することが出来ます。

Adobe Photoshop Elements 10 日本語版では、まず切り抜きツールの新機能として、オーバレイの中に「三角比、グリッド、黄金比」から切り抜き用のガイドが表示されるようになりました。

とりわけ黄金比ガイド表示は、プロの構図をガイド表示を元に切り抜き出来るため、安定した写真編集が行えると思います。

編集タブの「ガイド」から「オートン効果を追加」を選択すると、ふわっとした写真を作成編集することが出来ます。

ぼかし、ノイズ、明るさの微調整を行う事も可能です。

編集タブの「ガイド」から、レンズ効果「被写界深度」を選択すると、全ピン写真を焦点ピン写真に修正することが出来ます。

ピンを残したい被写体を選択して、効果をかけると選択した被写体以外をぼかすことが出来ますが、写真全体にぼかし効果をかけて、グラデーションツールをクリックして焦点領域の距離定義を行った方がきれいに仕上がると思います。

編集タブの「ガイド」から、写真の再生「写真のスタック」を選択すると、１枚の写真を複数枚の写真で撮影し、パズルのように組み合わせたような写真を作成することが出来ます。

表示されているフレームは、ドラッグ＆ドロップして位置調整やサイズ調整が可能です。

機能強化された点として、３１種類のフィルターが追加され、スマートブラシから背景や、服の一色抜きプリントに対してフィルターをかけることが可能になっています。

テキスト入力で、パスに沿ったテキスト入力が出来るようになり、選択範囲したパスに沿って入力する「選択範囲に沿ったテキストの追加ツール」、長方形や楕円形などの形を使ったパスを作成し、そのパスに沿って入力する「シェイプに沿ったテキストの追加ツール」、フリーハンドで描いたパスに沿って入力する「カスタムパスに沿ったテキストの追加ツール」の３つが新しく追加されています。

なお、連携するiPadアプリは「Adobe Nav for Photoshop」と「Adobe Color Lava for Photoshop」の２種類だそうです。

（Adobe Systems Incorporatedの許諾を得てベータ版を使用しています。Adobe、Adobe ロゴおよび Adobe Photoshop ElementsならびにAdobe Premiere Elementsは、Adobe Systems Incorporatedの米国ならびに他の国における商標または登録商標です。）

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