ジャストシステムの類語ファインダーなどを搭載した日本語入力システム「ATOK 2015 for Mac」を試す
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ジャストシステムが発売する、日本語入力システム「ATOK 2015 for Mac」を試してみました。
人文科学用語、理工学用語、法律経済用語などの変換辞書、類語ファインダー、ATOKナントカ変換サービス(1年間無償利用)などの機能追加がされた最新版です。
インストールメディアは、USBメモリ式で提供され、プログラムをWEBからダウンロードしてセットアップできるサービス「2WAYインストール」も選択することが可能です。
なお、動作システム環境が、Mac OS X Snow Leopard 10.6.8以降から、OS X Mavericks 10.9以降へと引き上げられています。
ATOK 2015 for Mac [プレミアム]では、ATOK Passport [プレミアム]契約ユーザーと同じ「ATOKナントカ変換サービス」と「8カ国語クラウド翻訳変換 for ATOK」が期間限定で利用出来ます。
OS Xのカレンダーや連絡先と連携する「Macスマート連携」が利用可能で、iPhone/iPadアプリ「ATOK for iSO」との辞書連携も行なえます。
iTunes に登録されてる曲名、アーティスト名に変換出来る「ATOKダイレクト for iTunes」や、Mac標準辞書もATOKで活用出来る「ATOKダイレクトビュー for 辞書(Mac OS X搭載)」も継続搭載されています。
Microsoft Office for Mac 2011のWordやExcelで作成した文章から単語を拾い、自動的に辞書登録する「Microsoft Office for Mac 2011連携ツール」が新搭載されています。
この機能は、Office 2016 for Macにも対応する予定だそうです。
環境設定の「デザイン切替」から、MacBook (12-inch, Early 2015)の色に合わせて、ATOKパレットや候補ウインドウなどのカラーを「ホワイト」「ゴールド」「ダーク」の3色から選べるようになっています。
プレミアム版の国語辞典は、ATOK13ではデジタル大辞泉、ATOK14では新明解国語辞典 第七版が搭載されていましたが、ATOK15では三省堂国語辞典 第七版が採用されています。
なお、アップグレードユーザーの場合は、デジタル大辞泉や新明解国語辞典 第七版は、継続して利用することが出来ます。
ATOK2015では、推測変換が大幅に強化されていて、ワンフレーズを超えた入力も、推測表示を継続するように変更されています。
これまでは、文章を続けて入力すると推測候補が消えてしまいましたが、ATOK2015では、複数文節を入力するときにも推測変換が継続されるようになっています。
OS X Yosemiteの日本語変換とは違い、変換結果を後ろに戻って再変換する点が大きく異なります。
別の表現を探したいときに便利な「control+Aキー」の連想変換の機能が「類語ファインダー」として生まれ変わっています。
ベーシックでは「新版 日本語使いさばき辞典」の中から候補表示され、プレミアムでは、さらに「三省堂類語新辞典」の中からも候補表示されます。
類語ファインダーに変わったことで、類語を検索しながら、control+Wキーで電子辞典を検索するといった2画面表示が可能になりました。
Retinaディスプレイ搭載のMacであれば、広い画面を十分生かしての日本語入力が行なえます。
ATOK 2015 for Mac [プレミアム]ユーザーが利用出来る「ATOKナントカ変換」は、ATOK Passport 契約ユーザに対して先行提供されていた機能で、1年間無償で利用出来ます。
「なんとか」のあとに続けて入力すると、後半が一致する候補が表示されます。
「なんとか」以外に「まるまる」や「?」でも変換でき、このキーワードは5つまでカスタマイズ可能です。
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