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MacBook Pro ビデオの問題は、メインメモリの不具合が原因で起きている可能性がある

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Appleが、2015年02月20日に「MacBook Pro ビデオの問題に対するリペアエクステンションプログラム」を発表し、コンピュータ画面のビデオ (画像) が歪んだり乱れたり、コンピュータが突然再起動するなどの症状が出た場合、Appleのテスト診断プログラムで検査し、該当した場合は無償修理になるプログラムを実施しています。

このプログラムの対象機種の1つ「MacBook Pro (15-inch, Late 2011)」を所有していて、Genius Barにて検査後、該当したため修理を実施しました。


光学ドライブはHDドライブに置き換え、メインドライブは容量アップ、メモリは16GB仕様とカスタマイズ状態だったため、修理完了後に負荷テストを実施し、合格しても直ぐに症状が発生する状況でした。

この「リペアエクステンションプログラム」は、該当症状の修理を無償にするプログラムで、改善されたマザーボードがあるわけではありません。

そこで、Genius Barに協力してもらい、カスタマイズされたパーツを1つずつ戻してマザーボードを交換する作業を何度も繰り返し、症状が発生する原因を特定することにしました。


最終結果として、Silicon Power製16GB(8GBx2)のメインメモリを外し、Apple純正のメモリに戻したところ症状がおさまりました。

一度故障したマザーボードは、メインメモリを戻しても正常には起動しませんでした。

長い使用期間により、メインメモリの信頼性が低下し、それが要因となり、マザーボードが故障したと考えられます。

MacBook Pro (Retina)などは、メインメモリが基板直付けのため、メモリのみを交換することが出来ず、マザーボード交換となると思いますが、メモリ増設可能なMacBook Proを使用している場合、メインメモリは交換修理されません。

また、Appleの診断プログラムでは、メモリ検査でアラートが出ない場合があります。

もし、症状の再現性が高い場合は、メインメモリを疑ってみると良いかもしれません。


関連エントリー:Apple「MacBook Pro ビデオの問題に対するリペアエクステンションプログラム」を公開


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