モバイルアプリの広告ネットワーク会社APPLOVINが、2016年4月16日,17日にサンフランシスコにて開催したtvOSアプリコンテスト「AppLovin Apple TV App Challenge」で、iyoda開発の「ダンジョンタイルズ」が優勝し、賞金25,000ドルを獲得したそうです。

伊與田さんは名古屋を拠点に活動する個人デベロッパーで、ベースキャンプ名古屋に設置されているApple TV (4th generation)を自由に使わしてもらいながらゲーム開発したそうです。

ゲームアプリ開発を行う前段階として、tvOSゲームアプリの調査を行い、その結果「Apple Siri Remote」のスワイプ操作性からアクションゲームが多く、パズルゲームが少ないことに着目し、RPG要素を含んだ戦略的なパズルゲームを開発することにしたそうです。

なお、ゲームの企画自体は４日ほどで作成し終えたそうです。

パズルゲーム2048風のスワイプして、剣、ドラゴン、ライフ、ゴールドを集めて戦闘するゲームですが、２人対戦の方法として、ターン制でプレイする方式を取り入れ、１つのApple Siri Remoteを共有することで対戦を可能にするという驚きのアイデアを採用しているのも特徴的です。

現状、tvOSアプリでは、定期購読システムはあっても、アプリ内課金システムは無く、Webサーフィンする機能もないため、ゲームアプリの場合、有料が多い傾向にありますが、無料tvOSアプリでも、APPLOVINが提供する動画広告を表示することで、テレビでCMを見る感覚に近い感じで、広告収入を得られるように考えているそうです。

ダンジョンタイルズのリリース時期は6月頃になる予定だそうです。

iPhoneアプリ市場は激戦状態なのにも関わらず、tvOSアプリ市場は約5,000タイトルほどなので、比較的上位ランキングされやすいそうです。