日本初のWindows Phone「IS12T」をチェック
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au NAGOYAで、2011年8月25日に発売開始された富士通製Windows Phone「IS12T」体験会が開催されたので参加してきました。
なお、説明は、東芝の携帯事業が富士通傘下に統合されたことに伴い、富士通東芝モバイルコミュニケーションズの方によって行われました。
MicrosoftのWindows Mobile 6.3.5と「Windows Phone 7.5」は、新規開発されたまったくの別物OSなので、以前のWindows Mobileは忘れて下さいと説明してました。
ヌルヌル動くGUIはiOSとはまったく異なりますが、デスクトップメタファーに依存していたWindows Mobileとも違います。
アイコンの中に「ハブ」と呼ぶ大カテゴリがあり、People、Pictures、Office、Marketplace、Games、Music+Videoが用意されていて、それぞれのサービスへのアクセスする場所になっています。
アドレス帳の「People」は、SNS時代を受けて、単なる連絡先機能だけではなく、そのユーザーとのやり取りや、ユーザーのTwitterやFacebookアカウントとの更新情報をチェックすることが出来ます。従来のスマートフォンでは、それぞれのサービスアプリを経由してしか見れなかった内容が、1つのユーザー情報に集約されるのがSNS時代端末という気がします。
また、ユーザーが投稿した写真が「Pictures」に新着として表示され、ユーザーとの電話やメッセージ履歴も確認出来るようになっているのが特徴です。
カメラ機能に関しては、スリープ状態でカメラボタンを押すと、直ぐにカメラが起動します。デジタルカメラでは当たり前の機能ですが、スマートフォンの場合はそうはならない状況ですが、IS12Tでは直ぐにカメラ機能が利用出来て便利そうです。
インターネットブライザは「Internet Explorer 9」が搭載されていて、HTML5にも対応しています。
検索サービスは「bing」が設定されていて、Adobe Flashには非対応です。
MACお宝鑑定団 blog(羅針盤)を開いてみたところ、なんとスマートフォンレイアウトではなく「au ケータイレイアウト」が表示されました。
iOS、AndroidはWebKitのユーザーエージェントをチェックしてスマートフォンレイアウトに切り替える仕組みですが、Windows Phone 7.5の場合、au ケータイレイアウトが用意されている場合は、そちらを優先して表示する仕組みのようです。
Akira Onishi's weblog「Windows Phone “Mango”: IE9によるWeb開発 #2 - Windows Phone 7.5のIE Mobileのユーザーエージェントを知る方法」にあるように、Windows Phone向けのレイアウトが必要のようで、Webデザイナーの方は、チェックのためにWindows Phoneを1台購入する必要があると思います。
アプリ配信の「Marketplace」は、App Storeと同様に審査が行われるため、品質チェック機能を持っているところがポイントだと説明していました。
なお、有料アプリ購入に関してはクレジットカード登録が必要だそうです。
キーボード入力は、キーボード入力、10キー入力に加えて「カーブ フリック入力」が用意されていて、変換エンジンはMS-IMEが採用されているそうです。
また、富士通がF1レースのレーサーとパドックとの通信用に開発した技術を採用した「スーパーはっきりボイス3」を搭載し、雑音の多い場所でも電話相手の声をはっきり聞き取ることが出来るそうです。
機能についての細かい注意点として、Eメールの対応は9〜10月頃アップデートにより対応予定ですが、Cメールに関しては受信のみで、送信出来るようになるには2012年1月以降になるそうです。
また、テザリング機能は利用出来ないそうです。
なお、Macとの同期管理には、Mac App Storeにある「Windows Phone 7 Connector」が利用できると思います。