軽いが厚いHP mini?
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日本ヒューレット・パッカードが発表した「HP 2133 Mini-Note PC」(通称:HP Mini) の製品発表会に参加してきました。HPの説明ですと、日本におけるパソコンシェアは5位で、今後、量販店展開も含めて積極的に日本市場にコミットメントしてくんだそうです。
HPはコンシュマー市場を「Pavilion」(パビリオン)と呼んでるそうですが、今回発表したHP Miniは、10インチ液晶以下のノートPC市場の中で、サブノートといった位置づけではなく、メインストリームでも使用可能な製品として開発しており、このPavilionのカテゴリーにはあえて入れていないと説明してました。
市場の説明の中で、ノートPC市場は、15インチ液晶前後の製品が9割近くを占めていて、その成長率も横這い傾向にあるため、新しい市場開拓をしてゆく必要があると説明してました。
HP Miniの詳しいレビューは、専門のサイトを見てもらった方が良いと思いますが、一応、実機を触ることが出来たのでレポートします。
おもむろに、HP MiniとMacBook Pro (Early 2008)を並べて比較してみました。
「おい!ここは、MacBook AirかMacBook (Early 2008)だろ!」と突込みが入るのは十分承知してますが、これしか持ってないので。。。
まず、液晶を背にして並べてみました。すると、液晶トップパネルとボディー部分のどちらも、MacBook Pro (Early 2008)の方が薄いです。。
今度は、裏側を比べてみました。Apple以外のノートPCは、裏側のデザインにコストをかける所は少ないですが、HP Miniは、その中でがんばってる方じゃないかと思います。液晶下当たりに、3D Roundと記載があるラバーバーが配置されてます。たぶん、これで、タイピング時の剛性を確保してるんじゃないかと思います。
その他の特徴としては、目で確認出来る部分にネジが無いことや、キーボートとボディの間にマイラーを挟み、キーボード上に液体がこぼれても、ある程度までは大丈夫になってるそうです。また、液晶にアクリル樹脂プロテクションパネルが貼られてあって傷がつきにくくなっていたり、キーボード上の印字が同社比で50倍剥げにくい「HP DuraKeys」を採用してると説明してました。
今度は、閉じた状態で、サイドポート側を比べてみました。奥行きと幅は、HP Miniの方が小さいわけですが、放熱口があることからも、デザイン的に小さく見せてはいますが、性能を維持するために、厚みが実はあることがわかります。ちなみに、HP Miniは、表面がヘアライン処理されていて、ZERO HALLIBURTONぽい質感があるような気がします。
光学式ドライブは内蔵していないので、別売の「HP外付けマルチベイII」と「マルチベイドライブ」を購入する必要があります。ただ、スーパードライブだと、合わせて5万円ほどしますので、他社製を購入した方が良いかもしれません。
金属筐体のボディを作ったことで、長期間に渡って販売されることが想像されるので、今後のロードマップについて訪ねたところ、VIAマルチコアや、Atomなど色々と計画はあるようでした。
最後に、1.2GHzモデル(試作機)をGeekbench 2でベンチマークを計測してみました。バッテリー駆動の環境で「424」というスコアでした。